50代になってからの一人旅は、若い頃のように予定を詰め込むより、電車の窓から流れる景色を眺めて、駅弁をゆっくり味わい、宿に着いたら本物の温泉にただ身を沈める。

そんな旅のほうが、心にも体にも残りますよね。

「車は使わず、電車とバスで行けるところがいい」

「一人でも気兼ねしにくい温泉宿がいい」

「せっかく東北へ行くなら、循環ではなく源泉かけ流しの名湯に入りたい」

「新幹線や在来線の移動中に、駅弁も楽しみたい」

この条件で選ぶなら、東北はかなり満足度が高いです。

新幹線で大きな駅まで行き、そこからローカル線や路線バス、宿の送迎で山の温泉へ向かう。途中で買った駅弁を車内で開けば、それだけで旅のスイッチが入ります。

この記事では、50代の男性が一人でのんびり泊まりやすく、電車旅との相性がよく、温泉そのものの満足度も高い東北の宿を厳選しました。

派手な観光よりも、静かな湯、うまい飯、車窓、駅弁、そして一人の時間を大切にしたい人向けです。

先に結論です

迷ったら、まずは「鉛温泉 藤三旅館」「蔦温泉旅館」「新玉川温泉」の3つから選ぶと満足しやすいです。温泉の個性、電車旅のしやすさ、一人旅での過ごしやすさのバランスがよく、東北らしい旅情も味わえます。

電車一人旅で選びたい東北の源泉かけ流し温泉宿

宿名 エリア 一人旅での魅力 駅弁を楽しむなら
鉛温泉 藤三旅館 岩手・花巻温泉郷 日本一深い自噴岩風呂「白猿の湯」と、部屋食系プランの満足度 盛岡駅・新花巻駅周辺で肉系駅弁や岩手らしい弁当
蔦温泉旅館 青森・奥入瀬入口 足元から湧く湯に浸かる、静かな森のご褒美旅 新青森駅・七戸十和田駅で海鮮系、青森らしい弁当
酸ヶ湯温泉旅館 青森・八甲田 名物「ヒバ千人風呂」で東北湯治の濃い旅情を味わえる 新青森駅・青森駅で海鮮系やほたて系
新玉川温泉 秋田・田沢湖 pH1.2の酸性泉を、自分の体調に合わせて湯治気分で楽しめる 秋田駅・田沢湖駅周辺で鶏めし系、秋田らしい弁当
駒ヶ岳温泉 秋田・田沢湖高原 静かな渓流沿いの一軒宿で、加水・加温なしの湯をゆっくり 秋田新幹線の車内、田沢湖駅周辺で軽めに
松川温泉 峡雲荘 岩手・八幡平 乳白色の硫黄泉と山の静けさ。何もしない贅沢がある 盛岡駅で前沢牛系、三陸系、岩手の駅弁
滑川温泉 福島屋 山形・米沢奥座敷 峠駅から送迎で向かう秘湯感。山奥の一軒宿で白濁湯を満喫 米沢駅で牛肉どまん中など米沢牛系

50代の電車一人旅で失敗しない宿選び

東北の温泉宿は、車があれば行きやすい場所も多いですが、今回は「電車でのんびり」が主役です。

そのため、宿を選ぶときは温泉の評判だけでなく、次の4つを見ておくと失敗しにくくなります。

一人旅向きのチェックポイント

1. 最寄駅から路線バスや送迎で行けるか

2. 一人利用できる宿泊プランがあるか

3. 食事会場で一人でも落ち着きやすいか、部屋食や個室食の選択肢があるか

4. 温泉が目的になるほど個性があるか

50代の一人旅では、「安さ」だけで決めるより、移動の安心感と宿での居心地を優先したほうが満足度は上がります。

とくに東北の源泉かけ流し宿は、街なかのホテルとは違い、バスの本数が少なかったり、冬季の交通条件が変わったりします。

そのぶん、たどり着いたときの非日常感は格別です。

新幹線を降り、駅弁を買い、バスに揺られ、山の空気が変わっていく。宿に着いたら荷物を置き、まず一風呂。これだけで「来てよかった」と思える旅になります。

鉛温泉 藤三旅館

まず候補に入れたいのが、岩手県花巻温泉郷の「鉛温泉 藤三旅館」です。

ここは、電車一人旅と温泉目的の旅がとても組み合わせやすい宿です。新花巻駅や花巻駅から無料シャトルバスを利用できるので、車なしでも計画しやすいのが魅力です。

名物は、日本一深い自噴岩風呂として知られる「白猿の湯」。立ったまま入るような独特の深さで、湯底から源泉が湧く感覚は、普通の大浴場とはまったく違います。

館内の浴場がすべて源泉100%掛け流しという点も、温泉好きにはうれしいところです。

この宿がオススメな人

一人でも食事を落ち着いて楽しみたい人

温泉そのものの個性を重視したい人

盛岡・花巻あたりを絡めて、駅弁と温泉を両方楽しみたい人

藤三旅館の楽しみ方

この宿を一人旅で選ぶなら、できれば夕食付きのプランを選びたいところです。

とくに岩手和牛など、少し上の料理が付くプランは満足度が高く、せっかくの一人旅を「ただ泊まる」から「自分へのご褒美」に変えてくれます。

一人旅では、食事の時間に気を遣うことがありますよね。周りが家族連れや夫婦ばかりだと、なんとなく落ち着かないこともあります。

その点、藤三旅館は一人旅向けのプランが見つけやすく、部屋食系のプランも狙えるので、静かに食事を楽しみたい男性にはかなり相性がいいです。

電車旅の流れ

東京方面からなら、東北新幹線で新花巻駅へ。そこから宿の無料シャトルバスを予約しておけば、乗り換えの不安が少なくなります。

盛岡駅で途中下車して駅弁を買い、花巻へ向かうのも楽しいです。前沢牛系、三陸系、岩手らしい幕の内など、肉も海も選べるのが盛岡駅のよさです。

車窓を眺めながら駅弁を食べ、花巻の山あいへ向かう。宿に着いたら、まずは「白猿の湯」。この流れは、電車旅の満足感をかなり高めてくれます。

予約前に知っておきたいこと

白猿の湯は混浴時間帯があるため、気になる方は入浴時間を事前に確認しておくと安心です。

また、歴史ある湯治宿らしい建物の趣が魅力なので、新しい高級ホテルのような設備感を求めるより、「湯の力」「木造旅館の味わい」「一人で静かに泊まる時間」を楽しむ宿として選ぶのが正解です。

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蔦温泉旅館

「せっかく東北まで行くなら、記憶に残る一軒宿に泊まりたい」

そう思うなら、青森県十和田市の「蔦温泉旅館」はかなり魅力的です。

蔦温泉の魅力は、足元から源泉がぷくぷく湧いてくるような、希少な自噴温泉にあります。浴槽の底から湧く湯に浸かる体験は、温泉好きにとって特別です。

森の中に佇む宿なので、到着した瞬間から空気が変わります。にぎやかな観光地というより、静かな森と湯に身を預ける場所です。

この宿がオススメな人

温泉の鮮度や希少性を重視したい人

静かな森の宿で、スマホを見る時間を減らしたい人

青森の駅弁や奥入瀬方面の自然も楽しみたい人

蔦温泉旅館の楽しみ方

蔦温泉は、観光を詰め込むよりも、宿での滞在時間を長めに取るのがオススメです。

チェックイン後に一度入浴し、夕食後にもう一度、朝にもう一度。時間帯によって湯の感じ方も、浴場の空気も変わります。

50代の一人旅なら、早めに到着して、明るいうちに宿周辺を少し歩くのもいいですね。森の匂い、鳥の声、夕方の静けさ。派手な観光地では味わえない落ち着きがあります。

電車旅の流れ

東北新幹線で七戸十和田駅へ向かい、宿の送迎を予約する流れが便利です。

新青森駅や青森駅で海鮮系の駅弁を買い、青森らしい味を楽しんでから向かうのもいい旅になります。ほたて、いくら、鮭、海峡の幸を使った弁当は、青森旅の気分を高めてくれます。

送迎を使う場合は、予約期限や時刻を必ず確認しておきましょう。秘湯系の宿は、ここを押さえるだけで旅の安心感が変わります。

予約前に知っておきたいこと

蔦温泉旅館は人気が高く、紅葉時期や週末は早めに埋まりやすい宿です。

一人利用できる部屋やプランが出ているタイミングを見つけたら、後回しにしないほうがいいタイプの宿です。

また、宿のよさは「静けさ」と「湯」にあります。夜遅くまで飲み歩く旅ではなく、宿で完結する大人の温泉旅として選ぶと満足しやすいです。

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酸ヶ湯温泉旅館

東北の湯治文化を体で味わいたいなら、青森県八甲田の「酸ヶ湯温泉旅館」は外せません。

名物は、広さ約160畳ともいわれる大浴場「ヒバ千人風呂」。青森ヒバの香り、湯けむり、乳白色の硫黄泉。ここに立つだけで、昔ながらの湯治場に来たことを実感します。

ホテル的な快適さよりも、「本物の湯治場らしさ」を求める人に向いています。

この宿がオススメな人

有名な名湯を一度は体験したい人

八甲田の山の空気と硫黄泉を味わいたい人

昭和の湯治場の雰囲気が好きな人

酸ヶ湯温泉旅館の楽しみ方

酸ヶ湯は、きれいに整ったリゾートというより、山の湯治場です。

だからこそ、一人旅に合います。誰かに合わせて観光する必要もなく、食事をして、湯に入り、部屋で休み、また湯に入る。そういう時間が似合う宿です。

温泉は酸性の硫黄泉なので、肌に刺激を感じることがあります。長湯しすぎず、無理をせず、自分の体調を見ながら入るのが大切です。

電車旅の流れ

新青森駅や青森駅を起点に、バスで八甲田方面へ向かうのが基本です。

青森駅や新青森駅では、海鮮系の駅弁を選ぶと旅気分が上がります。列車の中で青森の味を楽しんでから、山の温泉へ向かう流れはとても自然です。

冬は雪深いエリアなので、交通情報とバス時刻は必ず事前確認を。雪の酸ヶ湯は格別ですが、時間には余裕を持って動くのが安心です。

予約前に知っておきたいこと

ヒバ千人風呂は混浴で有名ですが、女性専用時間も設けられています。男性一人旅の場合も、時間帯によって混み具合が変わるので、落ち着いて入りたいなら早朝や夜の時間を意識するとよいです。

設備の新しさより、湯の個性と歴史を楽しむ宿です。きれいなシティホテル感を求めるより、「東北の名湯に泊まる」ことを目的にすると満足しやすいです。

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新玉川温泉

秋田で湯治気分を味わうなら、「新玉川温泉」はかなり満足度の高い選択肢です。

玉川温泉と同じ源泉を引き、pH1.2の酸性泉で知られる温泉地。源泉100%浴槽、源泉50%浴槽、弱酸性浴槽などがあり、体調に合わせて入り方を選べるのが大きな魅力です。

「温泉に入った」というより、「湯の力を体験した」と感じやすい宿です。

この宿がオススメな人

湯治気分でじっくり滞在したい人

個性的な酸性泉を体験してみたい人

観光よりも温泉と休養を優先したい人

新玉川温泉の楽しみ方

新玉川温泉は、1回入って終わりではなく、滞在中に何度か入り方を変えながら楽しむのが向いています。

最初から源泉100%浴槽に長く入るより、弱めの浴槽から体を慣らし、短めに入って休む。これを繰り返すと、無理なく湯を楽しめます。

一人旅なら、誰かに合わせる必要がありません。朝食後に少し休んでから入る、夕食前に軽く入る、寝る前は短めにする。自分のペースで過ごせるのが最高です。

電車旅の流れ

秋田新幹線で田沢湖駅へ。そこから路線バスで新玉川温泉へ向かいます。

田沢湖駅からのバスは本数が限られるので、列車とバスの接続を先に決めてから予約するのが安心です。

駅弁は、秋田駅や新幹線乗車前の大きな駅で用意しておくと選びやすいです。秋田らしい鶏めし系、肉系、山の幸系を選ぶと、田沢湖へ向かう車内時間も楽しめます。

予約前に知っておきたいこと

冬季は交通条件が変わり、田沢湖駅発の路線バスが重要になります。最終バスに乗り遅れると宿まで行けない可能性があるため、冬は特に時間管理が大切です。

また、酸性泉は人によって刺激を感じます。肌が弱い方や体調に不安がある方は、無理をせず、宿の案内に従って入浴しましょう。

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駒ヶ岳温泉

秋田の田沢湖エリアで、派手すぎない静かな一人旅をしたいなら「駒ヶ岳温泉」もいい選択です。

水沢温泉郷にある自然豊かな隠れ宿で、渓流沿いの露天風呂を楽しめます。独自の源泉を持ち、青みがかった乳白色の湯を源泉掛け流しで楽しめる宿として知られています。

大型旅館のにぎやかさより、山あいの静けさを求める人向けです。

この宿がオススメな人

田沢湖周辺で静かな宿を探している人

渓流沿いの露天風呂でのんびりしたい人

新玉川温泉ほど刺激のある湯より、穏やかに浸かれる湯を選びたい人

駒ヶ岳温泉の楽しみ方

駒ヶ岳温泉は、温泉と食事を素直に楽しむ宿です。

山の宿らしく、過度な華やかさよりも、湯と自然の距離が近いのが魅力。渓流の音を聞きながら露天風呂に入る時間は、都会ではなかなか味わえません。

温泉旅に慣れている50代の男性ほど、「こういうのでいい」と感じやすい宿だと思います。

電車旅の流れ

秋田新幹線で田沢湖駅へ。そこから乳頭温泉方面のバスに乗り、最寄りのバス停から宿へ向かいます。バス停から歩く場合もありますが、事前連絡で迎えを相談できる場合があります。

田沢湖駅周辺で駅弁をしっかり選ぶより、秋田駅や乗車前の大きな駅で準備しておくと安心です。

田沢湖へ向かう新幹線の車窓は、山の景色がよく、駅弁との相性も抜群です。

予約前に知っておきたいこと

静かな宿なので、館内で派手に過ごすというより、早めに宿へ入り、温泉、食事、睡眠を整える旅に向いています。

また、公共交通で行く場合はバス時刻を確認し、到着予定を宿に伝えておくと安心です。

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松川温泉 峡雲荘

岩手県八幡平の山奥で、乳白色の硫黄泉に浸かりたいなら「松川温泉 峡雲荘」です。

男・女各内風呂、混浴露天風呂、女性専用露天風呂が源泉かけ流しで、山の秘湯らしい雰囲気を味わえます。

八幡平のブナやナラの森、硫黄の香り、山の静けさ。観光地の便利さより、秘湯に来た実感を大切にしたい人に向いています。

この宿がオススメな人

白濁の硫黄泉が好きな人

山奥の一軒宿で静かに過ごしたい人

盛岡駅からバス旅も含めて楽しみたい人

峡雲荘の楽しみ方

峡雲荘は、「何かをする宿」ではなく、「何もしない時間を味わう宿」です。

部屋で休み、湯に入り、山の料理を食べる。翌朝も湯に入り、バスの時間まで静かに過ごす。

このシンプルさが、50代の一人旅にはよく合います。日常で頭が忙しい人ほど、こういう山の宿に入ると、余計なことを考えなくなります。

電車旅の流れ

東北新幹線で盛岡駅へ。そこから松川温泉行きの路線バスで向かいます。

盛岡駅では、駅弁選びも旅の楽しみです。前沢牛系、三陸海鮮系、岩手らしい弁当を選び、バスに乗る前後で味わうと、旅の満足感が上がります。

盛岡から松川温泉までは時間がかかりますが、その移動も旅の一部です。山へ近づくほど景色が変わるので、急がずのんびり向かいましょう。

予約前に知っておきたいこと

盛岡駅からのバスは本数が限られます。とくに帰りの時間を確認しておかないと、予定が組みにくくなります。

また、秘湯宿らしい設備面の特徴があります。新しいホテルの快適さより、源泉かけ流しの硫黄泉と山の静けさを求める人に向いています。

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滑川温泉 福島屋

秘湯感をしっかり味わいたいなら、山形県米沢市の「滑川温泉 福島屋」も候補に入ります。

最寄りはJR奥羽本線の峠駅。駅から宿の送迎を利用して向かうスタイルで、電車旅の雰囲気がとても濃くなります。

自家源泉の源泉掛け流しの湯、山奥の一軒宿、渓流沿いの露天風呂。便利さではなく、「わざわざ来た」感を楽しむ宿です。

この宿がオススメな人

秘湯らしい不便さも旅情として楽しめる人

米沢駅弁と山奥の温泉を組み合わせたい人

静かな山の宿で、日常からしっかり離れたい人

滑川温泉 福島屋の楽しみ方

滑川温泉は、万人向けの便利な温泉ホテルではありません。

だからこそ、一人旅の満足度が高くなります。電車の本数を調べ、峠駅まで行き、宿に迎えに来てもらう。そこまでの過程も含めて、旅の記憶になります。

宿に着いたら、まずは山の空気を吸い、荷物を置いて温泉へ。渓流の音と湯けむりに包まれる時間は、東北の秘湯旅らしさそのものです。

電車旅の流れ

東京方面からなら、山形新幹線や東北新幹線を組み合わせ、福島駅や米沢駅を経由して峠駅へ向かいます。

米沢駅を通るなら、駅弁はやはり牛肉系が楽しいです。牛肉どまん中のような米沢らしい弁当を選べば、温泉へ向かう前から満足感があります。

峠駅からの送迎は事前連絡が必要です。列車の到着時刻を宿に伝えておくことが大切です。

予約前に知っておきたいこと

滑川温泉 福島屋は季節営業の要素があり、冬季など営業状況が変わる場合があります。

また、奥羽本線の在来線は本数が少ないため、行きも帰りも時刻表をしっかり確認してください。

便利さより秘湯感を楽しめる人には、かなり満足度の高い宿です。

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迷ったときの選び方

7つの宿はどれも魅力がありますが、迷ったときは「旅で何を一番大事にしたいか」で選ぶと決めやすいです。

旅の目的 選びたい宿 理由
一人で食事も温泉もゆっくり楽しみたい 鉛温泉 藤三旅館 一人旅向けプランが探しやすく、名物風呂の満足度が高い
特別感のある大人のご褒美旅にしたい 蔦温泉旅館 足元湧出の湯と森の静けさが非日常感を作ってくれる
有名な東北の名湯を体験したい 酸ヶ湯温泉旅館 ヒバ千人風呂の存在感が圧倒的で、湯治旅らしさがある
湯治気分で体を整えたい 新玉川温泉 複数の浴槽を体調に合わせて選べる
田沢湖周辺で静かに過ごしたい 駒ヶ岳温泉 渓流沿いで落ち着きやすく、山の宿らしい雰囲気がある
白濁の硫黄泉と山奥感を味わいたい 松川温泉 峡雲荘 八幡平の秘湯らしさと乳白色の湯が魅力
電車で行く秘湯旅を濃く味わいたい 滑川温泉 福島屋 峠駅から送迎で向かう過程も旅の思い出になる

駅弁も楽しむなら旅程はゆるく組む

電車一人旅で駅弁を楽しむなら、旅程を詰め込みすぎないことが大切です。

新幹線の乗り換えがぎりぎりだと、駅弁を選ぶ時間がなくなります。せっかくなら、駅で15分から30分ほど余裕を持ち、売店を見てから選びたいところです。

駅弁は、味だけでなく「選ぶ時間」も旅の一部です。

肉にするか、海鮮にするか。温かいお茶を買うか、地酒を少し買うか。窓側の席で開けるか、宿に向かう前にベンチで食べるか。

一人旅だからこそ、全部自分の気分で決められます。

駅弁を楽しみやすい主要駅

盛岡駅:前沢牛系、三陸海鮮系、岩手らしい弁当

新青森駅・青森駅:ほたて、鮭、いくらなど海鮮系

秋田駅:鶏めし系、秋田らしい幕の内

米沢駅:牛肉どまん中など米沢牛系

仙台駅:牛たん系、はらこめし系、東北各地へ向かう前の腹ごしらえ

注意したいのは、地方駅では駅弁の販売数が限られることです。夕方以降は売り切れていることもあります。

確実に楽しみたいなら、新幹線停車駅や大きめの駅で買っておくのが安心です。

1泊2日のモデルコース

岩手で温泉と駅弁を楽しむなら

午前中に東京方面を出発し、盛岡駅で駅弁を購入。東北新幹線や在来線で花巻方面へ向かい、鉛温泉 藤三旅館へ。

宿に着いたら、まずは白猿の湯。夕食は岩手の食材を楽しみ、夜にもう一度温泉へ。翌朝は朝風呂に入り、花巻や盛岡で少し散策して帰る。

無理なく、でも満足感の高い王道コースです。

青森で名湯と森を楽しむなら

新青森駅や七戸十和田駅まで新幹線で向かい、駅弁を買ってから蔦温泉旅館へ。

宿では足元湧出の湯をじっくり楽しみ、翌朝は森の空気を吸ってからチェックアウト。時間に余裕があれば奥入瀬方面や青森市内を少し加えるのもいいです。

観光を詰め込むより、宿の滞在時間を長く取ると満足度が上がります。

秋田で湯治気分を味わうなら

秋田新幹線で田沢湖駅へ。路線バスで新玉川温泉、または駒ヶ岳温泉方面へ向かいます。

新玉川温泉なら、湯の濃さを変えながら湯治気分。駒ヶ岳温泉なら、渓流沿いの静かな滞在。

どちらも、温泉で体をゆるめる旅に向いています。

山形で秘湯と米沢駅弁を楽しむなら

米沢駅で牛肉系の駅弁を楽しみ、峠駅から滑川温泉 福島屋へ。

本数が少ない在来線と送迎を組み合わせる旅なので、少し上級者向けですが、そのぶん旅情は深くなります。

「便利な旅」より「記憶に残る旅」を求める人に向いています。

一人旅で予約するときのコツ

東北の温泉宿を一人で予約するときは、日程選びがかなり大切です。

週末や連休は、一人利用の部屋が出にくいことがあります。反対に、平日や日曜泊は一人旅向けプランが見つかりやすく、料金も落ち着きやすいです。

50代の一人旅なら、可能であれば金曜や土曜にこだわらず、平日を狙うのがオススメです。

予約前に見るべきポイント

一人利用できる部屋があるか

夕食付きか、朝食のみか、素泊まりか

送迎は予約制か

最寄駅からのバス時刻に間に合うか

冬季の交通制限がないか

混浴風呂や貸切風呂の利用時間を確認したか

また、温泉宿では「安いプラン」より「夕食の内容がいいプラン」を選んだほうが、旅全体の満足度が上がることがあります。

一人旅は同行者に気を遣わないぶん、自分のために少しだけいい料理を選ぶのもありです。

温泉に入り、地元の肉や山菜、魚を味わい、部屋で静かに休む。これこそ、大人の一人旅の贅沢です。

よくある質問

Q. 50代男性の一人旅でも旅館で浮きませんか?

A. まったく気にしなくて大丈夫です。東北の温泉宿は湯治文化が残る宿も多く、一人で静かに過ごす人は珍しくありません。気になる場合は、一人旅プランや部屋食プランがある宿を選ぶと安心です。

Q. 車なしでも本当に行けますか?

A. 今回紹介した宿は、電車、路線バス、送迎を組み合わせて行きやすい宿を選んでいます。ただし、山の温泉地はバスの本数が少ないため、宿泊予約の前に到着時刻と送迎条件を必ず確認してください。

Q. 駅弁はどこで買うのがオススメですか?

A. 盛岡駅、新青森駅、青森駅、秋田駅、米沢駅、仙台駅など、大きめの駅で買うのが安心です。地方駅では種類が少なかったり、時間帯によって売り切れていたりすることがあります。

Q. 初めての東北温泉一人旅ならどこが選びやすいですか?

A. 初めてなら、鉛温泉 藤三旅館が選びやすいです。新花巻駅や花巻駅からの移動を組みやすく、一人旅向けのプランも探しやすく、温泉の個性も十分あります。

Q. 温泉の泉質で選ぶならどこがいいですか?

A. 個性で選ぶなら、新玉川温泉、酸ヶ湯温泉旅館、蔦温泉旅館が候補です。新玉川温泉は酸性泉の湯治感、酸ヶ湯温泉旅館は硫黄泉とヒバ千人風呂、蔦温泉旅館は足元湧出の湯が魅力です。

Q. 予約はどのタイミングがいいですか?

A. 紅葉、雪見風呂、連休、週末は早めが安心です。一人利用できる部屋は数が限られることもあるため、気になる宿があれば、まず日程とプランを確認しておくのがオススメです。

まとめ

50代の電車一人旅で東北へ行くなら、目的地は「観光地」ではなく「宿」で決めるのがオススメです。

源泉かけ流しの湯に入る。

駅弁を買って、車窓を眺めながら食べる。

山の宿で、誰にも急かされずに過ごす。

夜は早めに布団に入り、朝はもう一度温泉へ。

それだけで、十分に贅沢です。

今回紹介した宿は、それぞれ個性が違います。

一人旅の安心感なら、鉛温泉 藤三旅館。

森の静けさと特別感なら、蔦温泉旅館。

東北を代表する湯治場らしさなら、酸ヶ湯温泉旅館。

湯治気分で体を整えたいなら、新玉川温泉。

田沢湖周辺で静かな宿を選ぶなら、駒ヶ岳温泉。

乳白色の硫黄泉と山奥感なら、松川温泉 峡雲荘。

電車で行く秘湯旅を濃く味わうなら、滑川温泉 福島屋。

どの宿も、ひとりで行くからこそ良さが深く伝わる温泉宿です。

次の休みは、あえて車を置いて、駅弁を買って、東北の湯へ向かってみてください。

一人の時間が、こんなに心地よかったのかと思える旅になるはずです。

※部屋タイプ、設備、料金、アクティビティ内容、送迎条件は変更されることがあります。予約前に最新情報をご確認ください。