中国でモバイル端末を使ったインターネットフル活用術というと、まずは日本とどこがどう違うのかという話になろう。日本と決定的に違うところは恐らく、農村のような片田舎であっても公衆無線LANが使えるということかもしれない。
たとえば中国人の嫁の実家に遊びに行った時のことだが、こんな片田舎でどうやってインターネットしようと思ってパソコンを開いたところ、無線の信号が飛んでいるので驚いた。そしてお支払はこちらという料金案内の画面が現れて、妙に納得してしまった。
これはつまり、中国全土のどんな片田舎の観光地でも観光料はしっかりいただきますよ!というのと同じノリなのだ。日本でもインターネット関連のビジネスモデルというのはそれほど変わりななかろうが、中国ではこの辺のシビアさが日本のそれの比ではない。中国でインターネットフル活用の道を歩むには、よくよく調べてよくよく選び、その上で定期的に新サービスをこまめにチェックするぐらいの気概が必要となる。
でそんな気概をもってインターネットフル活用をしているはずの中国の人々はモバイル端末で何をしているのかというと、最近北京ではグラフィカルなゲームアプリで遊んでいる人をよく見かける。課金がどうこうまではつまびらかでないが、少なくともダウンロードにそれなり時間がかかりそうなものばかりだ。
いつだったか知人が砂を噛んだような顔をしていたのでどうしたのかと聞いたら、使い放題だと思ってなんでもダウンロードしていたらべらぼうな料金の請求が来て唖然としているとのことだった。フル活用は結構なことだが、日本と同様にダウンロードするアプリは当然厳選しなければならない。他にも音楽をダウンロードして聴くというのも、やはり気を付けないと知らない間に契約時のパケット上限をあっさり超えてしまうので注意が必要だ。
つまり中国でモバイル端末を使ったインターネットフル活用というのは、容易なようで容易でない。中国にいてお金を羽振り良く使っているように見せかけるということは大切な要素ではあろうが、フル活用に釣られて不要な散財という憂き目に遭わないよう、日本と同様よくよく注意してほしい。