自分はかつて
テクニカのAT15Ea/G
エンパイアの4000D/Ⅲ
シュアーのM91GD
の3本のMMカートリッジを持っていました。
 
でもそのどれもが
どこか音が割れたような再生音で
またディスクによっては
低音部分で針飛びを起こす事で
殆どアナログ再生はしませんでした。
 
その後
テクニカのAT33PTGを購入し
それが今までの不満を全て払拭し
綺麗な再生をしてくれる様になったことで
上記3本のMMカートリッジは全て売却処分し
MCカートリッジオンリーの再生環境となりましたが
でも
どこかでMMで上手く再生出来なかった事に対しての
リベンジの様な気持ちも残っていて
その後シュアーのM97xEを購入してみました。
 
このM97xE
かつてMMカートリッジで針飛びを起こしていたディスクを
難なく再生し音割れ感も無く
MM環境でのリベンジを達成でき
テクニカのAT33PTG
デンオンのDL103LCⅡ
シュアーのM97xE
の3本で自分的には満足のいく
カートリッジ環境が出来上がりました。
 
イメージ 1
 
もうこれで新たなカートリッジは
当面必要無かったのですが
つい虫が疼き
今回激安MMカートリッジ
オルトフォンのオメガを購入することにしてみました。
 
このオメガ
ネット情報ではとにかく軽量な針の様で
普通のヘッドシェルでは
軽すぎてキチンとセッティング出来ない可能性があり
一緒に4gのウエイト付きの
テクニクスのヘッドシェルも購入しました。
 
イメージ 2
 
ウエイト付きヘッドシェルが1600円
カートリッジが2980円
の格安セットに
テクニカのPCOCCリード線
AT6101を組み合わせて
使って見ることにしましたが
シェルをウエイト付きにしたことは正解で
ウエイトが無いと
軽すぎてゼロバランスは取れても
針圧はアームのウエイトが底打ちして掛けれず
4gのウエイトを取り付ける事で
ようやく使用できる状態となります。
 
最初に
かつてMMカートリッジで音割れや針飛びを起こした
ディスクを意地悪にも再生してみましたが
驚いた事に
全く針飛びを起こさすトレースしました。
 
でも音割れとまでは行かなくても
少しチリつく様な感じがあり
それが使っていくうちに改善されるか?
今後要観察と言ったところです。
 
最後に
今持っているカートリッジのそれぞれの個人的評価は
まず
 
AT33PTGが
左右の音の広がりもセンターの音の定位感も素晴らしく
ワイドレンジで一番音が良いカートリッジと評価しています。
反面スクラッチノイズも良く拾いパチパチ音が気になります。
 
DL103LCⅡは
33PTGと比べると左右の広がり感が乏しく
高音の伸びも今一歩及びません。
ですがパチパチ音は33PTG程気にならず
安心して聴けます。
 
M97xEは
正直あまり使っておらず
評価するまでは至りませんが
それでもMC2本と比べて音が大人しく感じます。
 
そして買ったばかりの
オメガは
とにかく音が元気で溌剌としています。
少し直線的とも言えますが
価格を考えなくても十分使えるレベルは有りそうです。
 
暫くオメガを使ってみて
その後
AT33PTGかDL103LCⅡに付け変えて
M97xEとオメガは殆ど使わない存在になるでしょうが
カートリッジが4本有ると言う安心感は良いものです。
 
カートリッジキーパーもこれで
全て埋まったので
カートリッジ欲しい病も
以降は発症することは無いでしょう。