30代も半ばに差し掛かろうとする自分にとって,「エモ」とは懐かしさや甘酸っぱい感情の昂りというよりも初期アジカンのようなやり場のないエネルギーを言葉にならない叫びで表現するものだと思ってしまう。
感情の昂りという点では同じなのかもしれないが,こんなに日常的に若者が使うものになるとは思わなかった。
最近原稿作成の仕事を任されているが,やはり面白い。
その場に合った表現を発表者の個性に合わせて文章化していくのは難しい作業ではあるが,とてもやりがいがある。
無論,これが本職というわけではないが,今後の自分のスキルアップにつながると信じている。
では我々の歌詞はどうか,というとそれはまた別の話である。
基本的に最近の曲は歌詞をあまり詰め込まない。サビは特に。
滑舌の悪さもあるが,ライブにおいて我々の演奏スタイルでは歌詞を届けるよりも声や音を届けることの方がウエイトを占めているように思う。表現したいことを言葉ではなく,熱量として届ける形になっている。
「思い出」という曲があるが,メロ用の歌詞とサビ用の歌詞の二種類(二行)のみである。
この曲で伝えたいことは「ねじ曲がった執念じみた偏愛」である。
だからこそ,歌詞「君が思い出になるまでずっと呟く」と繰り返し,同じようなリフを弾きながらも様々なリズムパターンで畳みかけている。実はこの曲が私はとても好きだ。
次回のライブは普段よりもロングセットなので,体力勝負なのだが,熱量だけは薄めずに戦っていきたい。