私がドラムの講師をしているスタジオが来年で創立20周年。自分も創立当初からお世話になっているので思い入れも深いわけで…先日なんとも微笑ましいできごとがあった。私がカウンターにいた時に女子高生3人組がスタジオを借りに来た。初めはギターを担いだ女の子が1人で入って来た。とても礼儀正しくまた可愛らしかった。彼女はニコニコしながらロビーをキョロキョロし、他の2人が少し遅れると言うので、先に入っていればとBstを案内した。そこで彼女はまた、扉越しにニコニコしながらスタジオの中を眺めていた。その時は「この子はスタジオというものが初めてで物珍しいのだろう。」と思っていた。
その後私は授業が始まってしまったので、カウンターをオーナーに任せてスタジオに入ってしまった。
授業が終わってからオーナーに聞いた話なのだが、先ほど入っていた女の子たちの1人が近所の子で、その子が言うには、小さい頃からスタジオの前を通りかかり、ギターを担いだお兄ちゃんたちをみては、いつか自分もバンドを組んでこのスタジオに来ようと思っていたらしい。それが高校に入って周りにバンドが組める仲間ができ、念願かなってこのスタジオに足を運んだのである。「あっ、最初に入って来た子だ。なるほど、どおりで。」と嬉しくなってしまった。最初にあったできごとをオーナーに話したらオーナーも嬉しそうだった。長くやってて良かったと思う一瞬ではないであろうか。この子たちは何回このスタジオに来てくれるかは分からないが成長を見ていきたい気がする。

ぺろ