
↑まだあんまり剪定していない図
GoogleやYahoo!!から検索で入られてる方が結構いらっしゃるので、
僕の防除(消毒)設計の一つをご紹介。
※場所は三重の南部
3月上旬
Zボルドー(かいよう病予防)
クレフノン(薬害防止剤)
ロブラール(灰色かび病、環紋葉枯病の殺菌)
3月下旬
モスピラン(アブラムシ殺虫剤)
マネージ水和剤(黒星病)
4月上旬
サルファーゾル(黒星病の殺菌)
マイコシールド(かいよう病の予防と治療)
4月下旬
バイコラール(黒星病、すす病)
マイコシールド(かいよう病の予防と治療)
スカシバコン(コスカシバ対策 ※フェロモン剤です)
5月中旬
スコア水和剤(黒星病、すす病の殺菌)
7月~9月
スミチオン乳剤(コスカシバ殺虫剤)
スプラサイド水和剤(カイガラムシ防除)
概ね、こんなところですが基本はかいよう病に気を付けることと、実に黒星が付かないような防除設計です。
混用して使う場合と、そうでない場合もあります。
かいよう病がひどい場合は花が咲く前にICボルドーなどを散布するといいかもしれません。
僕は殺虫剤は被害が多い時だけに利用し、普段は使わないことのほうが多いです(やっぱり少しでも減農薬にしたい)。
害虫が現れた時は、農薬を使わずハサミを使って捕殺したり、小さな穴に入ってる場合は細い針金を突っ込んで圧死させたりもします。
ハンマーで幹を叩いて圧死させる方法もありますが、目視で確実な死を確認出来ないのであまりおすすめはしません。
皮を少し剥いで駆除する場合は、剥いだ箇所に癒合剤の『トップジンMペースト』を縫っておくと木の衰弱を防げます。
ただし、実の見た目にこだわらない場合は黒星とすす病の防除は不要でしょう。
かいよう病は葉っぱだけの被害ならいいのですが、実まで感染すると奇形になったり硬くなったりしてしまいます。。
風やアブラムシが媒介するので、その分だけ農薬が少し増える、と言った具合でしょうか。
虫を殺す農薬のことを殺虫剤(蚊取り線香やフマキラーなんかも農薬の部類です)
菌を殺す農薬のことを殺菌剤と言います。
季節ごとに気温が上昇するタイミングがあるのですが、この数日前に防除(殺菌剤)をすると相当の効果が得られます。
その分消毒の回数も減らせるので一石二鳥です。
週間天気で晴れや雨だけを確認する方もかなりいらっしゃいますが、温度の上昇にも気を配れば誰でも簡単にできます♪
注意点としては、希釈倍率と収穫前日数、使用回数を必ず守ってください!!!ということです。
また、隣に梅以外の作物がある場合はドリフト(飛散)しないような防除をするか、または共通の登録農薬かどうか確認してから購入、散布しましょうね。
近隣に迷惑がかかるような行為は絶対にしちゃだめです!!
みかんを作ってる人ならストロビーDFを使っていたり、お隣の和歌山ではデランフロアブルを使っていたり、
同じ防除でもメーカーが違ったり薬剤名が違ったり、ほんとにあふれるぐらい沢山の種類があります(洗剤なんかも色んなメーカーから出してるような、そんな感じです)。
その中で一番自分にとって適切なものを選びましょう。
不明な点はお近くのJAや専門店に聞くと色々と相談に乗ってくれますよ。
ホームセンターの方が安かったりする場合が多々あるのですが、、、、専門家がいることが少ないので・・・なるべくスタッフがしっかりしているところで買いましょう。
有機栽培にこだわりたいなら、梅で使える農薬はZボルドーと硫黄剤(イオウフロアブルなど)のみになりますので殺虫剤は使えません。
またZボルドーは芽が出始めたり葉っぱがある状態だと薬害が生じる場合があるらしいので、使う時期に注意しましょう~~
僕の地域(紀宝町)は梅の栽培で最も暖かい地区にあたるので、防除(消毒)は上記よりも一週間程度早まる場合があります。
寒い地域だと防除設計もだいぶ違うと思いますが、参考までに書いてみました。
農文協から梅の栽培の仕方が解説されてる書籍もあるので、一度読んでみてはいかがでしょうか。
余談ですが、僕はJGAP指導員、JGAP審査員(補佐)の資格を取得しています。
現状で農場のJGAPの認証こそ受けていませんが、なるべくそれに沿った形で農場運営をしています。
興味ある方はこちらを参照してくださいね。
http://jgap.jp/
次回は肥料について書きます(コメントでせかして頂くと更新が早いかも?しれません。笑)