春から秋にかけて、コスカシバという梅の害虫が発生します。

僕が管理させていただいている畑は、20年ぐらいの南高梅が多いのですが、木が年齢を重ねると幹が荒くなりそこから卵を産み付けコスカシバの幼虫の害が広がります。

農薬である程度防除することも出来ますが、そればかり使っていては経費もバカにならないどころか土の健康も考えた上でこういう環境に優しいフェロモン剤も使用します。

それだけでは防除できないのが現状で(自然は厳しい)、アナログ的に木の本体そのものに手を加えます。



紀州の梅作り-コスカシバ1


剪定ハサミを食害された箇所へ突っ込みます。
刃を痛める可能性があるので、安物のハサミの使用をおすすめします。




$紀州の梅作り-コスカシバ2


掘り進むとやはり幼虫がいるので、必ず補殺します。

ハンマーでたたいて圧死させる方法もあるのですが、外から死亡を確認できないので防除効果は低いと思われます。

幼虫を見つけるコツとしては雨上がりの日に木を見ると、食害された所から茶色の樹液が出ています。
そしてハサミで掘ると食害されたあとの糞の塊があり、樹液の出方が新しい方にハサミを使って樹皮を剥いでいきます。

すると容易に見つかりやすいです。

はじめはコツがわかりにくいのでなかなか発見し辛いですが、慣れると最低限の労力で作業が完了します。
あまり木の皮を剥いでやると弱ってしまったりするので、このあたりは慣れというかベテランの方の仕事になってきます。


また、剥いだあとはトップジンMペーストという傷口を塞ぎ滅菌する薬剤(塗り薬みたいなもの)を塗ると良いそうです。
僕は10年間ぐらいの計画で木を作ってるので、その範囲内であればいずれ剪定するであろう箇所にはあまり塗っていません。