
梅の苗木の作り方って知ってますか??
種を植えて発芽して、それを育てるってイメージがほとんどだと思うんだけど。
でも、それとはちょっと違います。
種から発芽させると親の遺伝子は受け継いでいるにしても、実の付き具合や成長の具合が同じではないので非常に管理がしづらいです。
そこで、親の枝を使ってクローンを作るわけですが、枝って根っこないよね?
だから、種子から発芽させて、出てきた芽の上に親木の枝を接ぐわけです。
そうすると、根っこも出来て本体は親の性質を受け継ぐ苗木が誕生するのです。
種子を植える前に、完熟したなるべく大粒の果実のみを用い、且つ完全受粉(他の品種の花粉で受粉)した実だけ選抜します。
次に、実が自然にそぎ落ちたあと、種子の大きな物だけ使用します。
ここまでで二段階の種子の選別です。
さて、ここからも選別が始まります。
芽の遅い種子や、見るからにひょろひょろの種子は・・・ちょっと可哀そうですが淘汰の運命を辿ります。
人も生きるためには必死なので生命淘汰とでも言えるでしょうか。
そして、芽が出るのが早くても枝数の少ない木も同じく淘汰します。
最終的に残った、二年間育てた台木(発芽させた)のみ用い、それに接ぎ木して母樹と同じ性質の木を作ります。
ここまでが一連の作業になりますので根っこを作るだけで二年かかります。
そして、実が取れるまで、ここから5年はかかります・・・
気の遠い作業かもしれませんが、子供の成長を見るようで楽しいですね。
写真のコンテナには土を入れてあって、ひとまずここから芽を出させます。
苗木を買ったほうが遥かに労力的には楽なんだけど、やっぱり一から育てることを学ばないといけない気がして、勉強の一環だと思って実践してます。
他にも取り木や差し木、水耕栽培なども試しているのですが、これはまたそのうち機会があれば書こうと思ってます。