離れられない理由を、
愛だけにしない。
苦しい。
何度も傷ついた。
もう終わった方がいいと、
頭では分かっている。
それでも、離れられない。
人間はそれを、
「こんなに好きだから」
と説明することがある。
でも、
「離れられない」は結果であって、
理由ではない。
愛かもしれない。
執着かもしれない。
一人になる恐怖かもしれない。
いつか変わってくれるという期待。
ここまで費やした時間。
手に入らなかった悔しさ。
傷ついたあとに訪れる、
一瞬の優しさ。
離れては戻るたびに生まれる、
強い刺激。
いくつもの感情や記憶が絡まり、
ひとつの関係をつなぎ止めることがある。
その中に愛があったとしても、
すべてが愛とは限らない。
愛。
執着。
依存。
恐怖。
期待。
慣れ。
刺激。
人間は全部をまとめて、
「好き」と呼ぶことがある。
離れられない自分を、
責める必要はない。
ただ、
すべてを愛と呼んでしまえば、
関係を動かしている仕組みが見えなくなる。
問うのは、
まだ好きかどうか、ではない。
何が私を、
ここに留めているのか。
恋は盲目。
だから、つながっている理由まで観察する。
JIBUN SCIENCE LAB.
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