その魅力は、
「描く力」にある。
モテる女の条件といえば、
可愛い。
美人。
スタイルがいい。
笑顔が素敵。
愛嬌がある。
料理が上手。
気が利く。
話を聞いてくれる。
男性を立てられる。
人によって好みは違っても、
似たような条件が
たくさん並びます。
では、なぜ男性は、
こうした女性に
惹かれるのでしょう。
見た目が好みだから?
一緒にいると癒やされるから?
自分を支えてくれそうだから?
それも理由の一つでしょう。
でも私は、
女性の魅力にも、
もっと根っこのところにある
別の働きが関係していると思っています。
その原型も、
生命が始まる場所にある。
精子と卵子です。
卵子は、
ただ精子が来るのを待っている
空っぽの存在ではありません。
一つの生命が始まるために必要な
可能性を持って、
すでにそこに存在しています。
この最初の関係を、
人間の持つ働きとして
見てみます。
精子を、
計画へ向かって動く
実行力とするなら、
卵子は、
何を生み出すのかを内包した
計画や設計図。
まだ見えない世界を描き、
進む方向を決める力です。
「私はこれをやりたい」
「こんな仕事がしたい」
「こんな場所で暮らしたい」
「こんな世界をつくりたい」
自分の望むものを知り、
言葉にし、
選び、
方向を示す。
私は、
そこに女性の持つ
「描く力」があると考えています。
モテる女とは、
何でも男性に合わせられる女性ではない。
男性の言うことを聞き、
自分の希望を後回しにし、
求められた役割を
上手に演じられる女性でもない。
合わせることが上手ければ、
一時的に好かれることは
あるかもしれません。
でも、
自分の計画を消したままでは、
その女性が本来持っている世界は
どこにも現れない。
そして、
どれほど大きな実行力を持つ男性でも、
進む方向がなければ、
その力を何に使えばいいのか
分からなくなります。
建物を建てる力があっても、
設計図がなければ、
何を建てればいいのか分からない。
たくさん動ける人でも、
目的地がなければ、
ただ動き続けることになる。
女性の「描く力」は、
男性を従わせるためのものではありません。
何でも願いを叶えてもらうための
命令書でもありません。
自分の身体は、
何を望んでいるのか。
自分は、
何をこの世界に生み出したいのか。
どの方向へ進みたいのか。
それを自分で知り、
自分の計画として
差し出せる力です。
すでに自分の計画を
はっきり分かっている女性もいます。
今まさに、
身体の反応や
繰り返してきた経験の中から、
自分の設計図を
思い出している女性もいるでしょう。
大切なのは、
最初から完璧な計画書を
持っていることではない。
自分の感覚を無視せず、
何が好きなのか。
何が嫌なのか。
何を選びたいのか。
何を終わらせたいのか。
自分に問い続けること。
その積み重ねによって、
その人が持つ世界の輪郭は
はっきりしていきます。
一般的にいわれる
「モテる女の条件」も、
この描く力を知るための
手がかりなのかもしれません。
装いや髪型には、
その人の好みや
美意識が現れる。
会話には、
どんなことに興味を持ち、
どんな世界を見ているのかが現れる。
笑顔や表情には、
生命力や、
人や世界への反応が現れる。
料理や暮らし方には、
何を選び、
何をつくりたいのかが現れる。
外見や振る舞いの奥から、
この女性は、
どんな世界を
自分の中に持っているのか。
男性はそこを
見ているのかもしれません。
だから、
見た目を整えれば
誰にでもモテるとは限らない。
優しくすれば、
どんな男性とも
うまくいくわけでもない。
女性の描いた世界と、
男性の実行力が向かう方向。
その二つが合わなければ、
どちらに魅力があっても、
一緒に何かを生み出すことは難しい。
すべての男性に選ばれる必要はない。
すべての男性が、
その女性の設計図を
実行できるわけでもない。
女性が自分の計画を知ることは、
誰かに選ばれるためではなく、
自分と同じ方向へ進める力を
見分けるためでもある。
今回の仮説。
モテる女の魅力は、
「描く力」にある。
男性が本能的に惹かれるのは、
ただ容姿が美しい女性でも、
自分に何でも合わせてくれる女性でもなく、
自分が何を望み、
何を選び、
どんな世界を生み出したいのかを
知っている女性。
その女性の中にある世界が、
男性の実行力に
向かう先を与える。
男性の向かう力と、
女性の描く力。
異なる二つが出会ったとき、
どちらか一人では存在しなかった
もう一つの現実が生まれる。
モテる女とは、
男に選ばれる女ではない。
自分の世界を描き、
その世界に必要な力を
見分けられる女なのかもしれない。
研究は、まだ続く。
JIBUN SCIENCE LAB.
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