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研究対象 : 人間。01
「みんな、そうしてるよ」
「普通は、こうでしょ」
「それが常識だから」
この言葉を聞くと、
私は一旦止まる。
みんなって、誰ですか。
何人ですか。
どこで、
いつから、
どんな条件で、
そうなったんですか。
「みんなそう」は、
多くの人が
同じことをしているという情報にはなる。
でも、
それが正しい証拠にも、
法則の証明にもならない。
女は、こうあるべき。
母親は、こうするべき。
長女だから。
大人だから。
日本人だから。
この年齢なら。
昔から、
多くの人が信じ、
繰り返してきたことは、
いつの間にか
「当たり前」という顔をする。
でも、
長く続いていることと、
生命の仕組みに合っていることは、
同じではない。
たくさんの人が
左を指していても、
重りは、
投票結果を確認せずに
垂直へ落ちる。
多数決で、
社会のルールは決められる。
でも、
多数決で、
重力は変えられない。
多数派は、
人数の話。
法則は、
働き方の話。
もちろん、
多くの人が選んでいることが
間違いだと言いたいわけではない。
多数派も、
ひとつの大切なデータ。
ただし、
人数の多さを、
検証の代わりにはしない。
人が変わっても。
国が変わっても。
時代が変わっても。
身体の中でも、
人間関係でも、
社会でも。
同じ条件に対して、
同じように働くのか。
そこまで見て、
初めて法則の可能性を考える。
「みんなそう」は、
思考を止めるには便利な言葉。
検証を始めるには、
情報が足りなさすぎる🤣
だから私は、
みんなが指している方向より、
実際に、
何がどう動いたのかを見る。
研究対象:人間。
信じたいから、
疑い尽くす。
JIBUN SCIENCE LAB.
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