命の前提シリーズ|第3話 “どこから”? | 自分サイエンス研究所

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前回、
人は無意識の「前提」によって
現実の受け取り方や選択が変わる、
というお話をしました。

では、その前提はどこで作られるのでしょうか。

性格でしょうか。
環境でしょうか。
経験の積み重ねでしょうか。

確かにそれらも影響します。

けれど、それよりももっと深い場所に
“変えようのない起点”があります。

前提は、生まれてからではなく

「分かれる前」に始まっている

多くの人は、
人生は生まれてから始まると考えます。

けれど命の視点で見ると、
スタートはもう少し前にあります。

それは
卵子と精子が出会う瞬間。

もっと正確に言えば、

「分かれていたものが、再び一つになる瞬間」

です。

このとき、

・どんな身体構造を持つか
・どんな感覚傾向を持つか
・どんな神経の働き方をするか

すでに決まっています。

つまり、
前提は“育つ前”から存在している。

命は最初から「対(つい)」でできている

人間は、
最初から一人で始まる存在ではありません。

精子と卵子。
父性と母性。
能動と受容。

異なる二つが出会い、
統合されて命が始まります。

つまり私たちは

「関係性が土台の存在」

なのです。

ここが非常に重要です。

なぜなら、

この最初の関係性の受け止め方が
その人の無意識の前提になるからです。

男女観は人生観の設計図

男女観とは、
恋愛観のことではありません。

・父をどう見ているか
・母をどう感じているか
・男性性と女性性をどう扱っているか

この視点は、

人間関係
仕事観
お金の扱い
自己価値

すべてに影響します。

もし無意識の中で

・どちらかを否定している
・どちらかを恐れている
・どちらかに依存している

としたら、

人生のあらゆる選択に
その歪みが反映されます。

前提は“身体”に残っている

ここで大切なのは、

前提は知識ではない、ということ。

身体に残っています。

例えば、

・特定のタイプの人に会うと胃が痛くなる
・緊張で汗が出る
・理由もなく心拍が上がる

これらは単なる感情ではありません。

身体が

「この関係性はどう展開するか」

を先に察知しているサインです。

私たちはしばしば
この反応を「恋」と誤解します。

けれどそれは
緊張かもしれない。

過去の記憶かもしれない。

家系の無意識かもしれない。

身体は、
思考よりも正直です。

自分の身体をどう扱っているか

命の原点に触れるとき、
避けられない問いがあります。

それは

「自分の身体を信頼しているか?」

という問いです。

この身体は
父と母から受け取った材料でできています。

その材料を否定していれば、
自分という存在も否定していることになります。

身体を信頼できない人は
人生を信頼できない。

これは精神論ではなく、
構造の話です。

前提が変わると、世界の見え方が変わる

命の原点という視点を持つと、

・過去の出来事
・親との関係
・恋愛のパターン
・仕事のつまずき

すべてが

「偶然」ではなく
「前提の反映」

として見えてきます。

現実が変わる前に、
現実の意味が変わる。

そこから
本当の変化が始まります。


次回

では、

命の原点に気づいた人は
最初に何を変えるのか。

根源に触れたあと、
最初に整うのはどこなのか。

次回は
「根源に気づいた人が最初に起こす変化」

についてお話しします。