わらこ精霊 秋だより編 〜灯に包まれる放課後〜

灯原つくよ(函館・はこだて) 中2

🎵 3. 音に恋をした日
小さな灯に照らされて
わたしの心も少しずつ響いていく。




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🌅 朝
函館の朝は、少し蒸し暑さが残りながらも、港のほうから潮の香りを運んでくる風が吹いていた。
窓を開けて息を吸い込むと、塩気を含んだ空気がすっと体に入ってきて、まだ眠たかった気持ちもどこか軽くなる。



手帳を大事に抱えて通学路を歩くと、友達が「今日も暑そうだね」と声をかけてくる。
「でも、風があるから少し助かるね」つくよが微笑むと、「ほんとだ!」と笑い合う声が重なった。
なんでもない会話なのに、潮風と笑顔が混ざって、朝の通学路はふわっと明るくなった。

小さなやりとりの中で、「今日も大丈夫」と思える。
その安心感が、つくよにとっては心にともる小さな“灯”だった。




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📚 授業(体育館)
午前中は体育。体育館に入ると、床に反射する光がきらきら輝いていた。



バレーボールの打球音が高く響き、声を出すたびに空間全体がにぎやかに揺れる。

つくよはプレーそのものよりも、仲間に声をかけたり拍手したりすることに夢中だった。
「ナイス!」と声をかければ、チームの雰囲気が一気に明るくなる。
自分が点を取らなくても、誰かの頑張りを認めることで場が温まっていくのが嬉しかった。



休憩中、友達が「つくよの声って、安心するよね」と笑顔で言う。
「そんなことないよ」と答えたけれど、胸の奥ではほんのり灯りが広がっていた。


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🍴 給食
お昼の給食は、函館らしい人気メニュー「イカメンチ」🦑✨
イカのすり身に玉ねぎやキャベツを混ぜて丸めて揚げた料理で、見た目はコロッケにそっくり。
でもひと口かじると、ふんわりとした食感の中にイカの風味が広がり、口いっぱいに港町の味が広がる。



「え、これコロッケじゃないの!?」と驚く声。
「いやいや、ちゃんとイカの味だよ!」と友達が笑い、机の周りがにぎやかになる。

つくよもぱくっと食べて「海の香りがするね」とつぶやいた。
「そう言われると、ほんとにそう感じる〜!」と返されて、また笑いが広がる。

(らびゅー画伯)

根菜たっぷりのスープは、だしのやさしい旨みで体をほっと落ち着かせてくれる。
牛乳を飲めば味がまろやかになり、心まで満たされるようだった。


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🎤 放課後のレッスン
授業が終わると、練習室に集まって歌とダンスのレッスン。
仲間と一緒に声を合わせると、最初はバラバラだったリズムがだんだん重なり、ハーモニーに変わっていく。



「ここはもう少し早めに入った方がいいかも」
つくよがやさしく言うと、「ありがとう!」と笑顔が返ってくる。
そのやりとりに胸がじんわり温かくなり、思わず目が潤みそうになる。

歌もダンスも、ただ上達するためじゃない。
仲間と一緒に過ごす時間そのものが、つくよにとっては大切な“灯”だった。


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🌆 夕暮れ〜帰宅

放課後の練習を終えて帰る道、湯倉神社のそばを通ると、灯籠に小さな明かりがぽつぽつ灯り始めていた。
オレンジ色の光が石段をやさしく包み、夕暮れの静けさを照らしていた。



家に着くと、テーブルには ホッケの塩焼きと湯気の立つお味噌汁。
「今日は魚だよ〜」と母の声がして、
「わあ、いい匂い!」とつくよは嬉しそうに声をあげた。

(こちらはらびゅー画伯)
(これはリアル写真)


箸でほっけの身をほぐすと、ふっくらした白身からじんわり広がる塩気と旨み。
ご飯と一緒に頬張れば、一日の疲れがすっと消えていく気がした。
「おつかれさま。レッスン、どうだった?」
母の問いかけに「うん、みんなで合わせるのってやっぱり楽しい」と答える。
母は「それが一番大事だね」とにっこり。
食卓に並ぶ灯りのような時間が、今日一日の最後をやさしく結んでくれた。




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✨——学校でも、練習でも、家でも。
灯はつねにそばにあって、私を包んでくれる。
明日もまた、この光を胸に声を届けたい。


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🌌 「星結びのスターローグ」
── 七夕の夜に、精霊たちが“結び”のうたを歌う

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🌟 プロデュース&作詞作曲:緑川順子
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