🌟✨わらこ精霊 夏だより
第16日目(7月14日・月)
釧路湿原で静けさに出会う🌅
登場:春霞つぐみ(釧路)
釧路湿原の草いきれと水の香りが夏の風に乗って心地よく、木道を歩くたびに草がシャリッと音を立てる。
その先には広がる水辺と、瀟洒な橋がかかった光景。
夕暮れの空はオレンジと桜色に染まり、
湿原をゆくノロッコ号が汽笛を鳴らすと、
その音が響いて胸の奥がじんわり温かくなる。
つぐみは釧路湿原ノロッコ号の駅舎近くに座り、
膝の上のノートを出してペンを走らせた。
「夢って…記憶のまんなかで待ってるものだよ」
その言葉を呟くと、
目の前の風景がまるで絵本の挿絵みたいに思えた。
近くでは「KUSHIRO KIRI FESTIVAL 2025」が開演中。
夕暮れに霧が立ちこめると、湿原に色とりどりのレーザーが光の道を描いてゆく。
通りかかった観光客が「すごい!」と歓声を上げ、
幻想的な光の柱が草の影を揺らしていた。
さらに、湿原の端では地元出店の小屋が並び、
焼きとうもろこしや海藻バターごはん、
エゾシカジャーキーの香ばしい匂いがする。
つぐみはその匂いにひらりと目を細めながら、
紅茶のカップを膝にちょこんと置いた。
太陽が水平線へ沈む頃、草原が金色に包まれ、
つぐみの頬もすこし紅を帯びているようだった。
小さな湯気が紅茶のカップから立ちのぼり、
幻想と現実の境界をふと忘れたような時間。
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✨次回 第17日目(7月15日・火)
苫小牧の霧と室蘭の白鳥大橋🌫
登場:海霧しおり(苫小牧)
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