✨精霊 夏だより・29日目(2025年7月27日・日)
🌿 阿寒ふるさとまつり
──声にのせて灯す、ことばの花
登場:春霞つぐみ(釧路)
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🕊港町から阿寒へ、小さな旅
朝の釧路港は、潮の香りとカモメの声に包まれていた。
ベンチに座ったつぐみは、そっとポシェットの中をのぞきこむ。

中に入っているのは、小さなメモ帳と数枚の色とりどりのカード。
「今日は短冊じゃなくて、“声”を灯しに行く日」
想いを胸に、つぐみは港からJRとバスを乗り継いで、阿寒へ向かった。
車窓に広がるのは、釧路湿原のやわらかな緑と、どこまでも澄んだ空。
その風景を見ながら、つぐみはメモ帳にひとこと綴る。
“きょう、誰の声が咲くのだろう──”
つぐみの心にもやわらかな声の灯が優しく届く予感
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🏮🏮🏮🏮阿寒ふるさとまつりとは?🏮🏮🏮🏮🏮
阿寒ふるさとまつりは、北海道釧路市阿寒町で毎年夏に行われる地域密着型のおまつり。
2025年は7月27日(日)午前10時から午後3時ごろまで、阿寒町行政センター前の特設会場を中心に開催された。
地元の名物「阿寒ポーク」や、希少なエゾ鹿肉「阿寒もみじ」を使ったステーキ、じゃがバターやとうきび、かき氷などが並ぶ屋台。
そして、迫力ある太鼓の演奏、YOSAKOIの演舞、こどもたちのダンスなど、多彩なステージパフォーマンスも楽しめる。

観光客だけでなく、帰省した家族や地域の人々が集い、笑顔とぬくもりに満ちた夏の風物詩として、毎年多くの人の心に残るおまつりだ。
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🍖笑顔に出会い、言葉を咲かせる
つぐみが会場に着いたのは、ちょうどお昼前。
香ばしい阿寒ポークの串焼きが並び、エゾ鹿ステーキの鉄板からはジュウッとおいしそうな音が響く。
YOSAKOIの演舞に手を振る子どもたち、大きなスイカを運ぶお父さん、かき氷を分けあう高校生のカップルや友達同士とかたくさんのひと達が楽しそうな笑顔だ
「……ここに咲いてる」
つぐみはポケットから、色とりどりの小さなカードを取り出す。
それは彼女がその場で耳にした“誰かのやさしい言葉”をメモ帳に書き写し、それを短い言葉に編みなおした「ことばの花カード」。

> 『暑いけど、来てくれてうれしいよ』
『一緒に食べると、もっとおいしいね』
『その浴衣、よく似合ってるよ』
小さな声、照れた笑顔。
誰かが何気なく放ったことばが、灯りになる──
つぐみは、そっとそのカードを手渡していく。
“あなたの声、ちゃんとここに咲いていましたよ”と。
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🎁ことばは、声から生まれる贈りもの
「ことばってね、書かなくても、ちゃんと残るんだよ」
カードを手渡したおばあちゃんが笑った。
「なんだいこれ…宝物もらったみたいだねぇ」
つぐみは少しだけ照れて、笑顔を返す。

今日は、お願いをする日じゃない。
誰かが口にしたやさしさを、そっと光に変える日。
「“ことばの灯り”って、ほんとはこういうことかもしれないね」
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🌟お祭り予告──釧路港まつりが待っている
「来週は、釧路港で“くしろ港まつり”があるんだって!」
つぐみの声が弾む。8月1日から3日まで、大漁ばやしパレード、市民踊り、音楽パレード…
「港町が笑顔と光で満ちる時間。そこでも私は、ことばの灯りを届けたい」
わらこの活動は、アイドルとしてだけでなく
誰かの心に灯る想いを、ささやかな祈りへと届けるもの。
夢や願いが叶うといいね。
「叶うよ」って、その背中をそっと押してあげたい。
誰かの幸せを、心から願える──
そんな“わたし”でいたい。
つぐみも、ほかのわらこ精霊たちも、
みんなの幸せのために。
そして、自分たちの夢のために。
毎日を、キラキラの魔法
に変えていく。

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📅次回予定
30日目(7月28日・月)登場:潮路つづり(室蘭)
「トッカリショ岬の風景画」
🌬️ 室蘭の風とともに綴る、つづりの旅の記憶。
