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✨わらこ精霊 夏だより2《合宿編》楓野あい(北見)「迷いながらでも、咲く勇気」
2025年8月8日(金)
── 立ち止まっても、花は咲く ──
🎀オープニング曲:制服スパイラル
(比べなくていい、自分のタイミングで)
🎐合宿8日目の朝。
**楓野あい(北見)**は、風灯の森の花壇の前で立ち止まっていた。
淡いピンクや黄色の花々が朝露をまとい、太陽の光を受けて輝いている。
その中で、小さなつぼみが一輪──まだ固く閉じたまま。
あいはそれを見つめながら、心の奥で自分を重ねていた。(私だけ、まだ開けてないみたい…)
🎤午前は個別ボーカルレッスン。🎤
静かなスタジオにピアノの音が響く。
あいは声を出すけれど、隣の部屋から聞こえる仲間の歌声が、
自分より力強く、堂々として聞こえてしまう。
胸の奥で比べる気持ちが膨らみ、
そのたびに喉が硬くなって、息が浅くなる。
伴奏を止めた講師が、やさしい声で言った。
「迷いながらでも歌ってごらん。花が咲くタイミングは、人それぞれだから」
あいは小さくうなずき、再び深く息を吸った。
今度は音の正しさよりも、言葉の温度を意識して歌った。
鏡越しに見えた自分の表情が、少し柔らかくなっていた。
🫧 午後はハーブ摘み&クラフト作り。
森の奥にある小さな畑は、陽射しの中でミントやカモミールがそよいでいた。
あいはそっと茎を摘み取り、葉を指でこすって香りを確かめる。
清涼感のあるミントの香りが、胸の奥まで染み込んでいく。
仲間たちと笑いながらラベンダーを束ね、リボンで結び、サシェに仕上げた。
「これ、あいの香りだね」
隣の子がそう言って手渡してくれたサシェには、自分の手の温もりも残っていた。
夕方、ハーブの香りが漂うスタジオで、もう一度歌ってみる。
午前よりも声がのびやかに広がり、窓から吹き込む森の風と混ざり合った。
迷っても、立ち止まっても、花が咲く瞬間は必ず来る──
あいはそのことを、香りと声と風が教えてくれたような気がした。
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🎵エンディング曲:
「制服スパイラル文化祭」
(自分らしく咲く、その姿こそが物語)
ローテーションの関係でダブル制服スパイラル
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📸 次回予告:
《第9日目・8月9日(土)》空羽うらら(小清水町)
「風と遊ぶ午後」
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