🍃アナザーストーリー 2 空羽うらら/小清水町
「そっと届く ことばの風」
ノートを開いたとき、風がふわっとページをめくっていった。
空羽うららは、やわらかく笑った。
──今日も、書けそうな気がする。
最近は、放課後の風を感じながら詩を書くのが日課になっている。
きっかけは、ある日お母さんがくれた、短い手紙だった。
> 「今日の風、ちょっとだけ寂しがりやみたいだったね」
「あなたの詩で、だれかが少しでも優しくなれたら、うれしいね」
そのことばが、うららの背中をそっと押してくれた。
今日の空は、雲が低くて、陽射しもやわらかい。
草のにおいが、ちょっとだけ冷たくて、
風はまるで、ことばを運ぶ精霊みたいだった。
> 「きっとこの風のどこかに、まだ会ってない誰かの気持ちが混ざってるんだと思う」
そう書いてから、うららは筆をとめた。
ノートの上で少し手をあたためて──もういちど、そっと書きはじめた。
「大丈夫」って書いても、ほんとはちょっとつらいときもある。
でも、ノートには、ほんとの気持ちを書ける。
それだけで、うららは今日も歩いてこられた。
そして──
ページのあいだから、折りたたまれた小さな手紙が顔をのぞかせる。
お母さんからの、朝の便りだった。
> 「今日は、うららの“言葉の風”が、どこまで届くかな」
「その風が、うらら自身を一番やさしく包んでくれますように」
うららは、声を出さずに笑った。
そして心の中で、そっと返事をした。
> 「今日も、ちゃんと書けたよ。
ノートの言葉たちが誰かにやさしく届きますように」
ページを閉じると、風がほほをなでていった。
それはきっと、
お母さんの「読んだよ」という風の返事だったのかもしれない
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うららの詩は、読む人の中にも**“風を通す空間”**をつくってくれるね🍃
必要なのは、ただ少しの静けさと、ノートをひらく勇気だけ。
また次の風が吹いたら、3話目も届けにいくね
それまで、どうか心もあたたかく過ごせますように。
🍃空羽うらら🍃
わらこ39★STAR's МV制服スパイラル![]()




