ほとんどの人は、不快な症状が出た時に、早く治したいと感じると思う。
でも、症状にフォーカスしている間は大抵治らない。
私は3年間に及ぶアトピー生活を通じて、自分の体がいかにして自分の“いのち”を生きようとしているのかを知った。
自分のカラダは、自分の魂を懸命に生きようとしている、とても愛おしい存在。
そして、なぜ3年間もの間、アトピーが存在し続ける必要があったのか、ようやく、腑に落ちた時に、私はアトピーに執着しなくなった。
痒みを伴った湿疹に、感謝さえ湧いてきた。
アトピーをきっかけに、
それまで、なんとなくで続けていた安定的な会社を辞め、
東京から藤沢に引っ越し、食にこだわり始めた。
それまで、いかに自分の体を粗末に扱ってきたかを知る。
その一年後、シンガポールに住むことになった。(私が会社を辞めていなかったら、多分シンガポールには来ていなかったと思う)
何のために生きているのかを知りたくて、占星術を学び始める。
占星術をきっかけに、自分のスピリチュアルな能力と向き合い始めた。
そして、その要素が今、自分の中で繋がりつつある。
でもその布石は、ずっとずっと前からあった。
それは、家庭環境含めて、生まれた時からのすべて。
様々な出来事や要素が糸のように連なり、起こる出来事のタイミングは完璧だった。
今ならそれが分かる。
それに気付いてすぐに、アトピーはあっという間に消え始めた。
呼ばれるようにして去年の7月、戸隠神社のとある宿坊のお風呂に入る。
その翌日、私のアトピーは完全に姿を消した。
多分、私は神社に行くというより、あのお風呂に入りに行ったんだと思う(笑)
流石に一瞬で消えたのには、ちょっとビックリしたけど、“やっぱりね”って感じだった!
執着しなくなったのは、「もうすぐ治る」っていうのが感覚でわかったから。
だから、治るタイミングも、実は自分で決めている、と私は思っている。
治るきっかけは何でもよくて、“存在する理由がなくなったから消えた”、ただそれだけのことだったんだと思う。
治るきっかけになったモノは、単なる“自分への許可証”。
だから、それぞれが、治りたいタイミングで、その人に合った治療法や、きっかけとなる情報に出会う。
全ての人が同じ方法で治るわけではないのは、病気になる理由もそれぞれだから。
(アトピーがでる理由は割とパターンがあるけど)
なぜその症状ができているのか?が大事で、
理由のない症状なんて存在しない。
必要があって起きているんだ。
紛れもない、自分自身が、その症状を必要としているから起こっている。
例えば、体の歪みも、自分の臓器を守るためだったり、バランスをなんとかとろうと歪むのだそう。
身体は、必死に自分の生命を守ろうとしている。
起こる理由はそれぞれで、
単純に、休みが必要なのかもしれない。
身体を守るための、デトックスなのかもしれない。(癌は行き場の失った体のゴミから、身体を守るためにできるのだそう)
食生活を見直す必要があるのかもしれない。
病気を言い訳にするために存在しているのかもしれない。
何かに気づく必要があるのかもしれない。
なかなか良くならないなって焦ることもあると思う。
頑張っていろんなことを試したりもしたくなる。
でも、大丈夫。
病気を治すためにやったことも、絶対に後から意味があったと思える日が来るから。
私は、それだけは信じてた。
絶対に何か意味があるはずだ、と。
パズルのピースを集めているような感覚だった。
そして、これまでアトピーを治すためだったはずの過程も、全てが私にとって必要なことで、今の自分に繋がっている。
その時は理解できなくても、後から理由が分かることもある。
むしろ、その時は分からないことの方が、多いかもしれない。
だから、意味が分からなくても、大丈夫。
身体は、絶対に嘘をつかない。
身体はただ、今の自分にとって必要なことを起こしている。
全ては、本来のあるべき自分自身を生きるため。
それを信頼していれば、絶対に大丈夫。
それが大事だと私は思ってるよ