手をつないだり、
よしよしされたり、
抱きしめられたり、
包み込まれる感覚が遠のいていきますよね。
ナースの現場では、処置に追われるため、
心をケアする余裕がなく、なんだか本末転倒な気がしていましたが、
胃カメラ介助はそんな私にとって看護という初心を常に感じられる素敵な時間でもありました。
反射が強く苦しそうな患者さんの背中をさするうち、
この状態のときは上腕をさするほうが落ち着くな~とか、
更に苦しく体動が激しいときは、
患者さんの頭頂部を私の胸にあて、上半身を合わせて包み込むようにして、
上腕をゆっくりとさするととても落ち着かれるということも判りました。
こんなとき、私の中は「マドンナたちのララバイ」が木霊しております。ご存知かな?
炎症の強い胃や塊が沢山出来ている胃をみると、その背景まで見えてくるようで、
より一層心をこめてさすってあげたりして。
その空間もほわ~~っとして、
たぶんドクターは勘が強い先生が多いので、何か感じ取られているかもしれません。
胃カメラ介助の最中、うるうるするナースって私だけかも^^?
でも、そうすることで、私も癒されるんです。
だから、この介助の時間が私にとって最高の時間だったんです。
それも、3月31日で卒業することを決心しました。
この優しい空間を、このカメラ室の一室だけでなく、
もっと多くの人を巻き込んで広めたい!と思うようになっていったんですね。
そんなとき、ふいに出会いを引き寄せたんです。
パチッとパズルのピースがはまった音がしました!
まるでマザーテレサの活動のよう。
これぞ、まさしく私が心の奥底から望んでいた生き方だと、
感動で涙が溢れて止まりませんでした。
勿論、その活動と合わせて現在の活動も行っていきます。
手と手で伝わるぬくもりで、より心に寄り添うケアが出来る気がしています。
具体的な活動になったとき、またお知らせしますね。
4月からのニューしもじょうれいこ療法室を是非体感しにお越しくださいませ

お待ちしております






