2011年に母ががんと宣告されてからしばらく綴っていた私の日記
余裕なく汚い字・・切々とあのころの重苦しい記憶がよみがえってくる様
そんな中、息子の無邪気な落書きが、私の心を楽にしてくれた。
あの時、まだ息子が小さくてよかった。
幼いからこそ、心のよりどころになるところがいっぱいあった。
治療に関する決断を下すことの苦しさといったらない。
どの選択をすれば直るカードをひけるのか、一切わからない暗黒の選択を常に強いられる。
目に見えるものから目に見えないものまで、ありとあらゆることを取り入れた。
植物の力でさえ頼りにした。月の満ち欠けにあわせて体調を管理した。
もうなんでもかんでも、手当たり次第やった。
どれひとつとっても無駄はなかった。
そして、それらは確かに母と家族を助けた。
母は自分が死ぬなんて思いもしなかったが、たとえ死んだとしても年に不足は無いと思っていた。
私は、たぶんがんを消せるだろうと確信があったが、できる限りのマックスでやって、もしだめなら寿命だと思っていた。
この一見あきらめに似た感覚にこそ治す大きなヒントがある。
今まさにがんや病気に直面している方には、ぜひ知っていただきたいことのひとつです。


