皆様こんにちは。
今日は、健康寿命にとってとても重要な概念についてお話ししたいと思います。
それは、「蓄積障害因子論」です。
調子の悪さというものは、感染症や外傷など「すばやく症状が完成されるもの」と、
運動不足や食事の不摂生、睡眠不足やリカバリーの効かない休暇の取り方、または回復に必要なインターバル不足など、毎日の生活習慣によって蓄積されることにより、「ゆっくりと症状が完成されるもの」があります。
蓄積障害因子論とは、後者の「ゆっくりと症状が完成される」不調にフォーカスをした説です。
蓄積障害因子論の前提は、身体の各部位(筋骨格神経系、内臓)には、負荷に対する許容量というものがあり、この許容量を超える活動をした後は、回復のためにインターバルが必要ということ。
回復に必要なインターバルを取らない状態が続くと「疲労困憊」となり、身体組織の変化が起こり始めます。
疲労困憊状態になっても対策をしないと、身体組織に不可逆的な変化が起こる「過労」となり積極的な対策が必要となります。
☆例えば、1日の中で座ることが長いと、腰(椎間板)への力学的な負荷が許容範囲を超えて腰痛※となります。残業などで回復のためのインターバルが取れないと椎間板に不可逆的な変化が起こり、椎間板にひび割れが起こったり、腰椎椎間板ヘルニアになります。
(※座っている時間が長いと、椎間板以外にも様々な組織に負荷をかけるため腰痛となります)
☆例えば、お仕事で理不尽なことが立て続けに起こり、我慢の限界を超えるような日が続くと、ストレスの許容範囲を超えて、コルチゾールなどの影響によってさまざまな部位に変化を起こします。対策を取らないと様々な不定愁訴を患うことが言われています。
☆例えば、毎日のようにお酒を飲んでいると肝臓の解毒処理の許容範囲を超えてしまい、脂肪肝となります。対策をとらないと不可逆的な変化として肝硬変となり、肝臓がんとなります。
※上記例えの蓄積障害因子:
・椎間板の許容範囲を超える座位時間とその姿勢
・心理的な許容範囲を超える我慢状態が続くこと
・肝臓の解毒作用の許容範囲を超える飲酒習慣
健康寿命にとって、以上のような蓄積障害因子となる生活習慣を察知し、
1.良い生活習慣に置き換えたり、悪い生活習慣を避けること。
2.許容範囲には個人差があることを認識し、自分の許容範囲を知る事。
が重要です。
カイロプラクティックでは、蓄積障害因子となる生活習慣がないか、話の中で推測し、アドバイスを行います。また、サブラクセーションが蓄積障害因子による症状を増悪、促進するため、サブラクセーションを見つけてアジャストメントをします。
身体組織に不可逆的な変化が起こる前に対策をして皆様の健康寿命が延びる事を願います。
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※蓄積障害因子論は、臨床や文献により個人的に立てた説です。一般的なものではありません。
