トリポリ脱出邦人女性のメール | アバディーン生活白書~リビアからスコットランドへ

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リビアからUKアバディーンに移ることになりました。

トリポリを24日に脱出された女性からのメールを、
ご本人の許可を得て転載させていただきます。

ただし、大使館の方が残られている記述などは
その当時のものであることをご了承くださいませ。

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みなさまへ

みなさん、ご心配おかけしました。
スペインの軍用機でリビアを出国し、無事マドリッドに着きました。
24日の午前10時半に空港に着き、スペインの軍用機に搭乗できると確認できたのは
昼過ぎくらいだったと思うのですが(時計がなかったので正確ではないですが)、
空港内に入れたのが夜8時くらいだったでしょうか。
軍用機に乗り込み、離陸したのは夜11時くらいでした。
この数日、フライトを片っ端から押さえても全てキャンセルで、
もう自力で帰国することは無理だろうと思っていました。

大使館の方々が、各国手配のチャーター機や船に私達を乗せてくれるよう
粘り強く交渉して下さったおかげです。本当に心強かった。

刻一刻と状況が変わり、可能性のある輸送手段情報を聞きつければ
トライするという感じでした。
荷物も最小限にまとめていたつもりでしたが、最終的には
「何も持たないでいいから5分後に出発。」
という状況になり、着の身着のまま出てきた感じです。
数日前に自宅から夫のオフィスに避難、トリポリ最後の晩は大使館で過ごしました。
これで女性、子供は全員出国しました。
あとは大使館の3名とトリポリ以外の地域にいる数名です。
みなさんの無事を切に祈ります。

空港の異常さ、語るに余りあります。
私達が出国した24日の前夜に、チケットを持たない出国希望者(ほぼエジプト人)を
一掃したとのことでしたが、昼過ぎからまたそこらじゅうにあふれ始め、
空港入口めがけて突進しようとするのを、ポリス(多分)が警棒を振り回したり、
機関銃を構えて追い払うことの繰り返しでした。
発砲しなかったことが救いです。
囚人用の護送車や救急車が空港に待機していました。
23日は、こん棒に当たって流血した人や、われ先にと押しあう人が将棋倒しになって
けが人が続出したと聞きました。
3~4日前からの雨と強風で、トリポリとは思えない寒さが続き、
昨日は長い間空港の外で待たされ、みんな体が冷え切りました。
エジプト人も、寒さしのぎか警棒から身を守るためか、毛布を頭からかぶっており、
空港内外に毛布の嵐です。
早く暴動が収束してほしいですが、どういった結末になるのか、最終的に死者が
どれくらいになるのか・・・。彼らに無駄死にしてほしくないと願うばかりです。
以上ですが、ご報告まで。

あぁ、今ホテルの部屋にいることが夢のよう。
安心しきっています。
また落ち着いたらご連絡します。



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