脳神経学者であったテイラー博士が、自ら体験した脳卒中で、内側から脳を客観的に観察した時のお話。
「左脳と右脳は違います。右脳は今を生きる脳です。イメージが中心で、体験から学ぶ脳です。情報はエネルギーとなって流れ込み、こう見える、こう感じる、こう臭う・・・そうして、周りとエネルギーでつながる。スピリチュアルな脳です」
左脳はそれに対して直線的です。過去と未来を考えます。膨大な情報から、詳細な情報を拾います。言語脳もこちらです。内面と外の世界をつなげます。何を言えばいいか、いつすればいいか・・知性をつかさどります。それによって、自分という人間が、周りのエネルギーから独立し、個性となるのです」
今の力強い講演のご様子からは、脳卒中で8年ものリハビリを経験された方とは思えない!
博士の語るお話は、非常に興味深いですね。
脳は受信機。この2つの脳をバランスよく使って、この世界を認識、体験している私たち。
意識的に、二つの視点を切り替えて体感できるようになったら、世界がまた違ったように見えるのかな。