サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ(Samuel Wells Williams、1812年9月22日 - 1884年2月18日)

 

宣教師・中国学者。ペリー提督の通訳。

 

略歴

 

NY州ユーティカ生まれ。レンセラー工科大学を卒業後、同大教授に就任。

 

1833年、アメリカン・ボード出版部に勤務のため中国・広東省に出発した。

 

1837年、日本人漂流民送還のためモリソン号で日本に向かうが、異国船打払令のため日本上陸は果たせなかった。

 

1853年、ペリー提督に首席通訳として雇用され、日米交渉に活躍した。

 

下田沖に停泊中の旗艦ポーハタン号に乗り込んできた吉田松陰に応対し、ペリー宛の手紙を翻訳した。

 

その後も1858年、1872年に来日し、創世記の日本語訳をS.R.ブラウンに送った。

 

1855年、中国派遣米国外交団書記官、1860年、北京駐在臨時代理大使。

 

1876年、エール大学最初の中国語・中国文学教授に就任。

 

1881年、アメリカ聖書協会会長となった。

 

<参考>

・山北宣久『きょうは何の日? キリスト教365日』教文館、2003年

・Wikipedia