相馬 黒光(そうま こっこう、1876年9月12日 - 1955年3月2日)
夫の相馬愛蔵とともに新宿中村屋を起こした実業家、社会事業家。
<略歴>
宮城県仙台市の生まれ。
14歳のとき、仙台日本基督教会で押川方義より受洗。
宮城女学院に入学するがストライキ事件に連座して自主退学、フェリス英和女学校に転校し更に明治女学校に移り島崎藤村の授業を受け、国木田独歩との交流も深めた。
本名は旧姓星良(りょう)であるが、「黒光」の号は同校教頭から与えられたペンネームで、彼女の性格の激しさから「溢れる才気を少し黒で隠しなさい」という意味でつけられたものとされている。
1898年、クリスチャンで養蚕家の相馬愛蔵と結婚し安曇野に住むが健康を害して上京した。
1901年、本郷の小さなパン屋「中村屋」を買収、1904年にはクリームパンを発明し、1907年に新宿に移転した。
パン屋経営の傍ら、高村光太郎を始め、木下尚江、松井須磨子、会津八一などに交流の場を提供、「中村屋サロン」と呼ばれた。
彼女の生涯はTBS[ポーラテレビ小説」で『パンとあこがれ』としてTVドラマ化された(1969年3月31日〜同9月27日OA、主演:宇都宮雅代)
<参考>
・山北宣久『きょうは何の日 キリスト教365日』教文館、2003年
・Wikipedia