I.D.サンキ(Ira David Sankey ; 1840年8月28日– 1908年8月13日) 

 

ペンシルバニア州エディンバラ生まれ。

 

1861〜63年、南北戦争に従軍した際には隊内に聖歌隊を組織し従軍チャプレンの活動を助けた。

 

除隊後は家族の住むペンシルバニア州ニュー・キャッスルに復員し地元の教会やリバイバル集会での音楽奉仕の他、新たに設立されたYMCAの会長を務めた。

 

1870年、大説教家のD.L.Moody (1873年2月5日 – 1899年12月26日)とシカゴで出会う。いったん地元に帰り半年ほど逡巡した後、彼の伝道活動に加わり、28年間にわたってゴスペル歌手としてMoodyの伝道集会を大いに盛り上げた。

 

作曲も手掛けて多くの曲を遺し、そのうちの1曲は54年度版讃美歌に「ああみたまよ くだりて」(498番)として収録されている。

 

<参考>

 

山北宣久『きょうは何の日 キリスト教365日』教文館、2003年