【中心聖句】

モーセは血を取り、民に振りかけて言った。「見よ、これは種がこれらの言葉に基づいてあなたたちと結ばれた契約のちである」(8節)

 

今日の旧約聖書朗読は24章全体の見出しに「契約の締結」とあるように、モーセをリーダーとするイスラエルの民がシナイにいる時に神と契約を締結する場面を描いています。

 

まず、初めの部分(3〜4節a)と7節には、モーセがイスラエルの民に対し「主のすべての言葉とすべての法」(3節)を告げると民は「主が語られた言葉をすべて行います」(3節)、「主が語られたことをすべて行い、守ります」(7節)と応えたと書かれています。ここでは「主の言葉と法」が神とイスラエルの民の仲立ちと成ります(雨宮慧『主日の聖書解説<B年>』p.123)

 

主の言葉を書き記した後、モーセは山の麓に祭壇を設け、若者たちを遣わして焼き尽くす捧げ物と和解の捧げ物を捧げさせます(4〜5節)。それによって神とイスラエルの民が一つに成ります(同上)

 

これらの焼き尽くす捧げ物と和解の捧げ物については各々、レビ記の1章と3章に詳しく書かれていますので、ここでは繰り返しません。

 

そしてモーセは捧げ物から採った血の半分を祭壇に振りかけ(6節)、さらにもう半分を民の上に振りかけました(8節)。血を媒介として神とイスラエルの民が一つにされましたのです(同上)

 

契約は私たちにとっては日ごろ余り馴染みのない事柄ですし、ましてそれを媒介するのが生贄の血ということになると全く理解の外になってしまいますが、これが今日の福音朗読箇所に繋がって行きます。