2012年、夏。 by GOLBY
雨のちおばんでございます。
哀しみのマエストロ・GOLBYでございます。
しかし、こんな事をいきなり言いますと…
ほっとけない野郎だな。
と
母性のくすぐり方が、国内でもトップクラスだなと…
と
いっそのこと彼を家の養子にどうだろう?
なんて夫婦間で話が盛り上がっている頃だとは思いますが…
丁重にお断りさせていただきます。
ええ。
さて、そんなツンデレGOLBYが夏の終わり間近の木漏れ日の中、何で哀しんでいるかと言いますと…
昨日、祭りの後にも似た、切ない出来事が起こりました…。
それは、まだ日差しが強い、昼下がりのことでした…
ペルージャ時代の中田英寿ばりにルックアップをしながら歩いていると…
こんな出会いがありました。
ジャン

枯葉のような蛾と遭遇。
擬態って言うんでしだっけ?
これは稀に見ることの無い完成度である。
生き物が、厳しい食物連鎖を生き抜くために磨くスキル…
コイツも、ここまでなるのには、相当の時間を費やしたに違いない…
家族や仲間の支えもあっただろう…
恋人を取るか、擬態を取るか悩んだ時期もあっただろう…
否、それらを遥かに凌ぐ個人的な努力をしてきたに違いない…
余談になりますが、私、虫が納豆と並ぶくらい嫌いです。
特に飛ぶ奴等に至っては、もはや反則の域に達してます。
「蝶々は綺麗」
そんな手には引っかからない程の筋金入りの虫嫌いです。
なので、今回の擬態の達人にも、本来は情など抱かないのですが…
コイツは、なんだか他の虫とは違う…
中々…、否、かなり良い目をしている…
おそらく、想像もつかないような修羅場を潜ってきたのであろう…
ここらの緑地帯じゃ知らない奴はいない…
昆虫界の服部半蔵。
人間界で言えばグリーンベレー級…
ドラゴンボールで言えばレッドリボン軍クラスの厳しい環境で育って来たであろう…
そんな、人間に見られても冷静さを保ち、微動だにしないこいつを
俺は、ILLな蛾と…
すなわち「ガイル」と呼ぶことにした。
20代最後の年、蛾に名前を付ける事になるとは思ってもみなかった…
「アンタ、良い度胸してるぜ。」
そう言い残し、私はその場を後にした…
5年、いやっ、10年後…
彼はきっと人間を脅かすような戦士になっているだろう…
その時まで勝負はお預けだ、ガイル。
荒々しい口調の中にも、ライバルの誕生に喜びを感じさせるような、非常に晴れやかな表情だったと、周囲は言う。
そんな最中であった。
後方から予想だにしない会話が、私の耳に飛び込んで来た…
「うわー」
「枯葉だと思って踏んだら、虫だった~、ふざけんなよ~」
…。
ガイル、永眠。
突然の出来事だった…。
FIELD OF VIEWも顔負けの突然だった…。
彼らは、枯葉を踏むと「サクッ」となる音と感覚を求めていたのだろう…。
分かるよ。確かに、あれは気持ち良い。
下図のアンケートを見て欲しい。

この図を見て分かるように、世論でも圧倒的な支持を受けている。
私は思う…。
きっと、普通の蛾のように、蛾であることを前面に出していれば、ガイルは命を奪われずに済んだであろう…
それでも君は、この道を選んだんだね…。
完璧な擬態を身に付けたばかりに、起きてしまった、耳を塞ぎたくなるような忌まわしい事故である。
「ゲームに勝って、勝負に負けた」
サッカーをやっていた頃に、監督がよく言っていた言葉だ。
それが、今はこんなに胸に染みる…。
ガイル、勝負は天国までお預けだな…。
そう言い残して、私は新たな道を行く…。
-完-
GOLBY
追伸
本日は渋谷familyにてTRINITYのライブです。
ガイルの為にも力いっぱい歌います。都合の良い方は是非遊びに来て下さい。
哀しみのマエストロ・GOLBYでございます。
しかし、こんな事をいきなり言いますと…
ほっとけない野郎だな。
と
母性のくすぐり方が、国内でもトップクラスだなと…
と
いっそのこと彼を家の養子にどうだろう?
なんて夫婦間で話が盛り上がっている頃だとは思いますが…
丁重にお断りさせていただきます。
ええ。
さて、そんなツンデレGOLBYが夏の終わり間近の木漏れ日の中、何で哀しんでいるかと言いますと…
昨日、祭りの後にも似た、切ない出来事が起こりました…。
それは、まだ日差しが強い、昼下がりのことでした…
ペルージャ時代の中田英寿ばりにルックアップをしながら歩いていると…
こんな出会いがありました。
ジャン

枯葉のような蛾と遭遇。
擬態って言うんでしだっけ?
これは稀に見ることの無い完成度である。
生き物が、厳しい食物連鎖を生き抜くために磨くスキル…
コイツも、ここまでなるのには、相当の時間を費やしたに違いない…
家族や仲間の支えもあっただろう…
恋人を取るか、擬態を取るか悩んだ時期もあっただろう…
否、それらを遥かに凌ぐ個人的な努力をしてきたに違いない…
余談になりますが、私、虫が納豆と並ぶくらい嫌いです。
特に飛ぶ奴等に至っては、もはや反則の域に達してます。
「蝶々は綺麗」
そんな手には引っかからない程の筋金入りの虫嫌いです。
なので、今回の擬態の達人にも、本来は情など抱かないのですが…
コイツは、なんだか他の虫とは違う…
中々…、否、かなり良い目をしている…
おそらく、想像もつかないような修羅場を潜ってきたのであろう…
ここらの緑地帯じゃ知らない奴はいない…
昆虫界の服部半蔵。
人間界で言えばグリーンベレー級…
ドラゴンボールで言えばレッドリボン軍クラスの厳しい環境で育って来たであろう…
そんな、人間に見られても冷静さを保ち、微動だにしないこいつを
俺は、ILLな蛾と…
すなわち「ガイル」と呼ぶことにした。
20代最後の年、蛾に名前を付ける事になるとは思ってもみなかった…
「アンタ、良い度胸してるぜ。」
そう言い残し、私はその場を後にした…
5年、いやっ、10年後…
彼はきっと人間を脅かすような戦士になっているだろう…
その時まで勝負はお預けだ、ガイル。
荒々しい口調の中にも、ライバルの誕生に喜びを感じさせるような、非常に晴れやかな表情だったと、周囲は言う。
そんな最中であった。
後方から予想だにしない会話が、私の耳に飛び込んで来た…
「うわー」
「枯葉だと思って踏んだら、虫だった~、ふざけんなよ~」
…。
ガイル、永眠。
突然の出来事だった…。
FIELD OF VIEWも顔負けの突然だった…。
彼らは、枯葉を踏むと「サクッ」となる音と感覚を求めていたのだろう…。
分かるよ。確かに、あれは気持ち良い。
下図のアンケートを見て欲しい。

この図を見て分かるように、世論でも圧倒的な支持を受けている。
私は思う…。
きっと、普通の蛾のように、蛾であることを前面に出していれば、ガイルは命を奪われずに済んだであろう…
それでも君は、この道を選んだんだね…。
完璧な擬態を身に付けたばかりに、起きてしまった、耳を塞ぎたくなるような忌まわしい事故である。
「ゲームに勝って、勝負に負けた」
サッカーをやっていた頃に、監督がよく言っていた言葉だ。
それが、今はこんなに胸に染みる…。
ガイル、勝負は天国までお預けだな…。
そう言い残して、私は新たな道を行く…。
-完-
GOLBY
追伸
本日は渋谷familyにてTRINITYのライブです。
ガイルの為にも力いっぱい歌います。都合の良い方は是非遊びに来て下さい。