ずっと未完成の下書きで放置したまま、UPすることを忘れていた記事です。
「蘇州 刺繍研究所」で検索いただいて、本ブログを見ていただいている方もいらっしゃるようなので、破滅的に遅すぎますが、更新させていただきます。
何と、3年程前の出来事です。まあ、こちらは国家指定重要文化財の中にある施設ですし、大して情報は変わっていないとは思いますが、2008年11月時点での経験を踏まえた記事ということだけは念頭に置いて下さいますようお願いします。(2011年10月更新・・・トホホ)
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さて、「はじめての蘇州」の旅、とうとう3日目。最終日です。
私の最大の目的であった、蘇州刺繍研究所、見つかりました。
一応、ガイドブックには8:30から開いていると書いてあったので、朝一で見学することに決定。
当初の予定には入っていなかったので、時間の関係上、早めに出かけることにしました。
ところが、ガイドさんが念のため電話を掛けてみたら、通じない。
どうしましょう?と困り顔のガイドさんだったが、
私の執着心をよく分かっているダンナちゃんが、
「とにかく現地に行ってみましょう」とプッシュしてくれ、
(大謝!ダンナちゃん♪)
ガイドブックに書いてあった住所に向かうことに。
ありました~!!!
重要文化財の邸宅「環秀山荘」の中に。
重要文化財であることを示すプレートが入口に貼られていました。
中庭も美しい…。
使用する最も細い糸は、人間の髪の毛の10分の1以下の太さだという。
展示室に飾ってある完成品は、残念ながら撮影禁止。
この前の日、見学した「商業主義的刺繍研究所」と異なり、同じデザインのものは一つとして無い、全てオリジナルの作品でした。
出口付近のお土産物売り場には、金魚の柄など、お土産物用に作った共通のデザインのものはありましたが、よく見ると、仕事の繊細さが昨日見たものとは全然違う!
小さいものでも1000元以上します。でも、これらの作品の仕事ぶりには、目を見張るものがあります。
古いですが、「良い仕事してますねぇ~」と思わず呟きたくなったよ。
前日訪問した、「蘭莉刺繍研究所」では、全く興味を覚えなかった私が、
ここでは、記念にひとつ、金魚の刺繍が欲しくなりました。
私の目がウルウルしていたのに気づいたのか、
ダンナちゃんは、すぐに購入を許してくれました。
そして、こちらの研究所で作製された刺繍作品だけに許される、
「蘇州刺繍研究所」のロゴ。
もちろん、このロゴは刺繍でほどこされています。
最後に、案内をしてくれた方の説明の中で、
もっとも印象的だったことを紹介します。
・・・こちらの研究所に入るためには、絵画や数学を含めた数種類の試験を合格しなくてはならない。
そして、最低4-5年、大体10年ぐらい、修行して、初めて一人前の職人として、世に出せる作品が作れるようになるのだという。
年々、試験を受ける人も、合格できる人材の数も、減ってきている、と寂しそうに言った。
ある意味、時代を逆行しているかもしれない。
しかし、
「一般に、刺繍というのは、工芸品です。
だが、この「蘇州刺繍研究所」のロゴ刺繍が入っているもの、これこそは、真の芸術品と言えるものです。」
こう言い切った彼の眼は、自信に輝いていました。
住所:景德路272号(2008年時点では262号でした)
ホームページ:http://www.topemb.com/








