観てきました、映画『MW-ムウ-』



最初のカーチェイス長ぇええと思ったとかはまぁ別として(笑)

映画としては面白い部類だと思います。

ストーリー云々というより、結城の美しさがハンパなかったのでw もう一回観てもいいかなーという感じ。


以下ネタバレなので要注意!!







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冒頭のカーチェイス&誘拐殺人シーンはちょっと長すぎたかな。


あの時間を少し削って、結城と賀来のシーンを増やした方が良いと思う。

パンフを観ると二人の同性愛(肉体関係アリ)設定は生きているらしいので、別に原作どおりじゃなくていいとは思うんですけど、賀来が悩んでるときに結城が一度でも抱きしめてあげてればそれだけで結構二人の関係を表現できたんじゃないかなと。


賀来悩む⇒結城抱擁&悪魔のささやき


みたいなのが観たかったー。

べ、別に私が萌えたいとかじゃないんだからねッ!


なんとなく、全編通して二人の心の絆の深さに対する描写が中途半端で、結局どちらにも感情移入できないまま終わってしまったのが残念でした。


パンフに賀来⇒結城⇒MWの三角関係とかあって、えええええって感じなんですが。


まぁ、アクション映画を目指したらしいのでそれならそれでいいんですけども。

監督が「続編も可能」とか言ってるのが気になります。例えどんなに結城が魅力的な人物であっても、賀来なしに結城を描いてもピカレスクヒーローとしては欠陥があるんじゃないかな。

どちらが善か悪かというテーマがあるならば、表裏一体の人物がいなければ意味が無いのでは。



そうそう、島での軍からの攻撃の時に賀来が女性を庇いもせずに逃げ出したのをみて「ちょっ守らないのかよ!」と思っていたら、山田くんのインタビューに「賀来が守りたいのは結城だけだから、新聞記者の女性とかは守るべき対象に入ってない」ってあったので、計算されていたんだな、と。

レビューとか見ると意外と不評なんですよね、山田くんの賀来。

確かに原作のイメージではないけど、私は彼の演じた神父、好きです。演技上手いですよねー。



最終的に、MWとは何か、善悪とは何か、16年前島で何が起きてどんな理由があったのか…色々と掘り下げなければならないテーマがあったと思うのですが、どれも中途半端にされてしまって、結城が何を目的に何がしたかったのかが読み込めないままエンディングを迎えてしまった気がします。


もう少し、1つでも徹底的に掘り下げてくれたらすごくいい作品になったと思うんだけどな~~~。


面白かったけど、消化不良な映画でした。

もう1時間あればいいのかも(笑)



----ここまで-----





この映画、R12なんですよねー。

R15ぐらいにして色々もっとガッツリやっちゃえば良かったのに!


ところで朝一の回を観に行ったら6人しか観客いなくて逆にビックリしました(笑)

昨日始まったばかりだから絶対混むと思ったのになぁ!


色々書いたけど面白かったし、足りない部分は妄想で補完しますw