あの日、考えてたこと |          日本最大級のビジネスコンテスト『TRIGGER』 

あの日、考えてたこと

お疲れ様です、営業局、岩永典子です。


相変わらず特に話題がないので、

この間網野さんの日記のコメントに書いた、

飛行機を見ながら思ったことを書きます。


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様々な貿易、ビジネスの拠点にされ、

同時に世界有数の観光地でもあるオランダの飛行場には、

かなりの頻度で飛行機が着陸し、飛び立って行きます。


そんな飛行場を車の中から見ながら、

私は、こんなことを考えていました。


今着陸したあの飛行機に乗っている、

後ろから3列目の窓側に座っている1人の人がいる。


今飛び立とうとしている、あの飛行機に乗っている、

前から18番目の通路側に座っている1人の人がいる。


例えば、今到着した、その人は、

60歳くらいのイギリス人のおじいさんで、

その人は、奥さんと2人で、

アムステルダムで働いている息子の家に遊びに来ている。

そのおじいさんは、今、その息子と2人の孫のことを考えながら、

ワクワクしながらおばあさんと楽しくお話している。として、


今から飛び立つその人は、

28歳くらいのオランダ人のバリバリのキャリアウーマンで、

これから、大事な会議に出るためにアメリカへ発つ。

そして、その女の人は、今、自分の将来に希望をもちながら、

会議で使うパワーポイントと資料を見直している。とする。


2人共、それぞれの長い人生というストーリーの中の、

ある一点のポイントにいて、

今、この瞬間に、この狭い飛行場の中にいる。

しかし、それでも、2人が会話を交わすことは、きっと一生ない。


人が出会って、話ができる確率って、それくらいスゴイんです。



私は、今、自分の人生を一生懸命手探りしながら生きてて、

私は、一生かけて、自分1人の役しか演じることができない。


他の人の気持ちを想像することはできても、完全に読むことはできないし、

その人と全く同じバックグラウンドを持つことも、

その人と全く同じ思い出を共有することも、不可能。


でも、この世界には、色んな人がいて、

その色んな人が1人ひとりの人生を一生懸命生きてるんだって思ったら、

色んな人の話を聞いてみたくなった。


すれ違う人、1人1人に、

「あなたは何をしてる人ですか?」

「最近、何か楽しいことはありましたか?」

「悲しいことはありましたか?」

「好きな食べ物はなんですか?」

「将来の夢は何ですか?」

「今何がしたいですか?」

「今、幸せですか?」

・・・って、聞いて回りたくなりました。


そんなことをしたら、きっとただの不審者になるので、

絶対そんなことはしないけど、

でも、もし、そんな風に、

世界中の一人ひとりの人と友達になって、

その人たちの全てを理解できるようになったらどんなにステキだろうと思いました。


その人たちが嬉しい時には、一緒に喜んで、

その人たちが悲しい時には、一緒に泣いたり、悩んだり、

時には励ましたりして、辛さを半分コしながら、

世界中の人たちをちょっとずつでも幸せにできたら、

どんなに幸せだろうと思いました。


きっと、そんな事は一生かけても不可能だと思うけど、

それでも、奇跡みたいな確率で出会えた、

今いる自分のまわりの私の友達だけでも、大事にしていくことはできると思います。


だから私は、今自分の持っているものを大事にし、

もっともっと色々な事にチャレンジしながら、沢山の人に出会って、

その人たちの話を聞いて、人間的にドンドン成長していきたいなって思っています。


で、ゆくゆくは、

「世界平和に貢献したい」

という夢をちゃんとかなえて、世界中の人を笑顔にしたいっ!!・・・




・・・ あれ?で、何でそんな話になったんだっけ?


そんなことを考えながら、その日の私は、珍しく青く晴れた空を見上げました。