【誠意】とは何かを知った日。 | Vocalist 森丘崇の“ROCKでバキューン!!”

【誠意】とは何かを知った日。

突然だけど、ここからサラリーマン時代に経験した僕の物語を前半と後半に分けて書いていきます。

 

テーマは、「誠意」。

 

誠意って言葉の意味はわかるけど、ほんとの意味でわかってなかった頃の話です。

 

前にも書いたけど、僕は一時期、広告代理店の営業マンとして働いていたことがあります。

その頃の話。

 

では行ってみましょう!

 

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仕事を始めて2年くらいだったかな。

ある程度仕事もこなせるようになり、お客さんもついてきて、売上も立ってきていました。

 

そんな中で、2ヶ月に1回くらい数万円のお仕事をくれるお客様がいました。

 

毎週締め切りが来る広告メディアを扱っていた僕らにとって、その頻度のお客様というのは、S・A・B・CとランクをつけるとしたらBランクに属するお客様でした。

※お客様にランクをつけていたわけではなく、わかりやすく表現しているだけですよ!

 

 

オシャレなダイニングバーで、付き合いもそこそこ長く、コミュニケーションも良好でした。

ただ、毎回締め切りギリギリまで原稿の修正指示をしてくる方でした。

 

とある週、またしても広告の発注をいただき、早速広告を作成して送りました。

OKかどうかの返事をくれるのは、毎度のように社内締め切り日です。

社内の締め切りとシステムの締め切りというのがあって、社内締め切り日に原則終わらせないと大変なことになります。

万が一ミスがあったりした時のために、システム締め切りよりも1日早く締め切りを設けているからです。

今回もギリギリのお返事。

そしてなんと、社内締め切りに修正指示が終わらないという事態になりました。

 

つまりシステム締め切り日に原稿のやり取りをするという、かなり危ない状況です。

ですがそこは僕と先方の仲なので、いつものように気さくに電話でやり取りをしました。

 

「わかりました!やっときますねー!」こんな感じです。

いつもそれで喜んでくれていたし、とにかく締め切りに間に合わせないとという気持ちで、「もうさすがにここからの修正はできません!」とお返事しました。

実際、修正は不可能な時間になっていました。

 

 

そして入稿が無事に終わり、ミスもなくその日が終わろうとしていた時。

 

僕の社用携帯が鳴りました。

 

そのお客様からです。

いつも入稿の後からかかってくることなんてないので、変だなと思いつつ電話を取りました。

 

 

先方「森丘さん、入稿作業は落ち着きましたか?」

 

僕「はい、おかげさまで!どうされましたか?」

 

先方「ちょっと色々と考えたのですが、次回から森丘さんには頼まないようにします」

 

僕「・・・はい!?!?!?!」

 

 

 

 

・・・つづく。笑