破格ノ七人、しゅーりょーしましテン。
舞台「破格ノ七人」が幕を閉じました。
出ると決めた時、前回のアカシックレコードクラシックの時とは違って新生オーロラタクトがスタートしていたので、「キーパーソンだけどそんなに登場しない役柄するから」とIZAMさんに言われていた今作。
前回より遥かに多いセリフに吐血寸前でした笑
でもでも、せっかくいただいたお話。
誰にでももらえる仕事じゃないから、一生懸命やろうと決めました。
稽古場では、今回も人間観察をメインとして勉強させてもらいました笑
毎回言い方を変えて試してみる人
見えないところで役柄の背景を考えてる人
朝練する人
全体を見て、アドバイスをくれる人
何も言わず、背中で語る人
SNSで盛り上げようと、率先して企画する人
世界一の役者になりたいと夢を語ってくれる人
劇団の未来を真剣に考えてる人
などなど。
本当に、このカンパニーの人たちは偉大でした。
頭が上がりません。
僕なんかは自分のことで精一杯。
いや、自分のことすらちゃんとできない。
何度も何度も悔しいと思えた。
毎日セリフをイヤホンで聴きながら口をパクパクさせていたので、街中ではさぞ変質者に見えたことでしょう笑
劇中で、僕演じるテンライ王子を婚約者のメイヨウ(新川悠帆ちゃん)が見送るシーンがあって、彼女の迫真の演技にとても心を動かされました。
テンライは死を決意して出発するから、メイヨウの前では絶対に涙は見せない。
でもさ、メイヨウの涙を見たら普通じゃいられないよ。
人知れず、そのシーンの後に舞台裏でズーンってなってたのは内緒です。
悠帆ちゃんとのシーンが多いから、稽古中もディスカッションする機会がよくありました。
彼女はフワフワしてるように見えて、メイヨウという役柄の背景とか、テンライといつ出会ったのかとか、すごい深くまで考えてた。
(いやもう、俺あんま何も考えてなくてごめーん。。。_| ̄|○ il||li)
とてもとても素敵な女優さんです。
それから、生き別れの弟・ライギ(チョモ)と対峙して互いに自分で差し合うラストのシーン。
実の弟と剣を交えなければいけないやるせなさと、生きて帰ってくるのを待ってるメイヨウのことが脳裏に浮かんで、今思い出すだけでもちょっとキちゃう。。。
ほぼ初舞台のチョモ、めちゃくちゃ頑張ってました。
テンライとライギのコンビは、きっとオーロラタクトでも生きるはず。
あと、個人的には主人公のハル(本川翔太くん)とテンライの5歳児回想シーンが好き。台本見た時は、「おいおい、おっさん2人がどうやって5歳児を演じるんだよ」って思ったけど、友情の大切さがわかるとても良いシーン。
最終的には翔太くんが5歳児にしか見えなくなりました(精神年齢的な意味ではなく笑)。
そして今回、オーロラタクトの曲を3曲歌わせてもらいました。
オープニングは「サクラcircle」(アルバム未収録)
劇中は「セツナ」(「Colorful」収録)
エンディングは「DRAGON FIELD」(「Magic 5」収録)
個人的に、セツナがアコースティックスタイルにアレンジされて完全バラードとして披露できたのが良かった。
それから、剣で戦うアニメ・ソードアートオンラインをイメージして作ったDRAGON FIELDが、今回のように剣で戦う舞台で歌えたのはほんとに感慨深かった。
CD買ってくれたみなさん、ありがとう。
Love。
関わっていただいた全てのみなさん、そしてお客さんに大感謝です。
ありがとう!!
またね!!
天籟(テンライ) / 森丘崇