「縁」 | Vocalist 森丘崇の“ROCKでバキューン!!”

「縁」

今日は哲学的な話です。





突然ですが、良くも悪くも僕はとても合理的な人間だと思われることが多いです。

確かに、何でも理由・意味・根拠・本質を探ろうとするし、しょーもないことはやりたくない。

だから「目には見えないこと」を信じてると言うとビックリされることがあります。




でも、僕の信念は真逆です。

世の中、大事なことは「目には見えないこと」の方が多くて、「目には見えないこと」から「目に見えるもの」が生まれていると思うわけです。



・・・ごめんなさい、わかりにくいですね。笑




例えば、熱意という「目には見えないこと」があるから、結果という「目に見えるもの」が生まれる。

相手への思いやりという「目には見えないこと」があるから、友達という「目に見えるもの」が生まれる。




同じように、現代科学では解明できないものってたくさんあると思うんです。

感謝をするとどうして豊かな気分になるんだろう・・・

ニコニコしてるとどうして幸せを感じるんだろう・・・

人を好きになるというのはどういうことなんだろう・・・

などなど。

ドーパミンが・・・とか、セロトニンが・・・とかっていうのは科学だけど、そもそもなんでそういう物質が分泌されるのかはわからないわけです。




サン=テグジュペリの『星の王子さま』には、「大切なものは目には見えない」という有名なフレーズが出てきます。







その「大切なもの」の1つに、「縁」があると思います。

(“みどり”じゃないよ、“えん”ですよ。笑)






僕はこの「縁」という目には見えないものをとても信じているわけです。



このブログを読んでいることも「縁」です。

そもそも出会ったことが「縁」です。



その縁をより強くしていけるかどうかは、お互いのチカラによるでしょう。

出会ったのに離れていく人もいます。

逆に自分から離れていく場合もあります。

それもまた「縁」だし、本当に縁がある人とは、一時的に離れてもいつか再会します。




人は、必ず誰かと縁を結んで生きています。

「俺は1人で生きてる」と言い張る人がいても、その人が買い物に行くと店員さんと縁を結ぶわけです。

野生で暮らさない限り、誰とも縁を結ばない人生はありません。




僕たちライブアーティストは、いろんな人と縁を結び、それを強靭なものにしていく仕事だと言えます。

僕らの音楽を「いいな」と思ってくれた人でも、次に会う機会があるかどうかわからない。

せっかく結ばれた縁だから、次につなげていきたい。

待ってても縁は強くなりません。

自分から強くしていくことが大事。




僕は、たくさんの人と「良縁」を結んでいきたい。

良縁というのは、お互いにとって。

「悪縁」も成長のための材料だと捉えると、「良縁」なのかも知れません。




僕とあなたが出会ったのは間違いなく「縁」です。

そしてそれを「良縁」にしていきたい。

もしも液晶越しで止まっているような縁であれば、せっかくだから強くして良縁にしていきたい。



11/6(金)のオーロラタクト4周年記念ワンマンライブは、現段階での「良縁」の集大成。

つないできたたくさんの「縁」でいっぱいにしたい。

みんなでステキな「縁奏(えんそう)」をしたい。(うまいこと言った。笑)




渋谷club asiaで待ってます!