Bleed And Scream
- Eclipse -
4th / 2012
from Sweden
reviewed by SKR
86点
①Wake Me Up
②Bleed And Scream
③Ain't Dead Yet
④Battlegrounds
⑤A Bitter Taste
⑥Falling Down
⑦S.o.s.
⑧Take Back The Fear
⑨The Unspoken Heroes
⑩About To Break
⑪After The End Of The World
⑫Battlegrounds (Acoustic Version)
ボーカル/ギターのエリック・モーテンセンを中心としたスウェーデンの叙情派バンドの4th。 メロディアスハードのカテゴリーに類するバンドの中でも、特に演奏陣のハードさが際立つ作品となっているが、それでありながらボーカルのメロディは秀逸。
#2 Bleed And Screamはこの作品の中でも抜群にかっこ良く、エッジの聴いたギターリフと扇情的な歌声が胸に迫る。
#4 Battlegroundsはトラディショナルなハードロックの要素をうまく継承しつつ現代風に味付けしたナンバー。 サビのメロディは郷愁を誘い、泣き所満載だ。
#5 A Bitter Tasteはパワーバラード。 甘くなり過ぎないようメリハリがきいているのはボーカルの力量のなせる技か。
#6 Falling Downは印象的なドラムソロから幕を開けるハードな1曲。
#10 About To Breakのもつ空気感は素晴らしく、まるでBon Jovi等を思わせるヴァースからFair Warningのようなサビへ突入する。(個人的に感じる)
全体的に作品としての出来が素晴らしい。 メロディアスハードでありながら、時としてメタル然としたギターリフを繰り出し、エモーショナルに歌い上げる。 そうでありながらも作品に一本筋が通っている。
ゲイリー・ヒューズのようにアダルトに歌い上げることもできるし、トミー・ハートのように熱唱することもできるエリック・モーテンセンのポテンシャルを改めて痛感した作品となった。 次回作も楽しみであるが、毎回4年くらいインターバルを空けるオリンピックバンドなだけに、唯一挙げるとすればそこだけが不満だ
Bleed And Scream
First Signal
- First Signal -
1st / 2010
from Canada
reviewed by SKR
88点
①This City
②When You Believe
③Part Of Me
④Crazy
⑤Goodbye to the Good Times
⑥First Signal
⑦Feels Like Love This Time
⑧Into the Night
⑨When November Falls
⑩Yesterday's Rain
⑪Naked Desire
特にこの日本のメロディアス派リスナーに絶大な人気を誇り、多くのファンに惜しまれつつ解散したメロディアスハードの雄、HAREM SCAREMのシンガー、ハリー・ヘスをヴォーカルに据えたプロジェクトの1stアルバム。 PINK CREAM 69のベーシスト兼プロデューサーとしても活躍するデニス・ワードを筆頭に、 ダレン・スミス(ex HAREM SCAREM)のコーラス参加。 HOUSE OF LORDS、Eclipse等のバンドが楽曲提供。 などなど、メロディアスハード好きにはたまらない布陣で、音楽の質も素晴らしいの一言に尽きる。
HAREM SCAREMの初期のような叙情的な要素に、後期の爽やかなパワーポップ要素が極上のレベルでミックスされているのだ。 個人的には復活後のWeight of the Worldの後にこんな作風の作品を持ってきていくれれば最高だった。
(過去の事を言っても仕方がないが・・・) だがしかし、HAREAM SCAREM解散で涙を流した筆者のような人間には、またハリー・ヘスの歌唱が堪能出来るだけで幸せだ。
#1 This Cityは爽やかさ溢れる1曲。 程よいドライブ感にハリーのヴォーカルがマッチした最高のスタートだ。
#2 When You Believeはピアノの綺麗な旋律から始まるバラードか?と思いきやキャッチーなパワーポップ。
#3 Part Of Meはまさに初期ハーレム節炸裂のメロディアスな1曲。 個人的にはこれを聴けただけでも満足!といった出来栄えの良さ。
#4 Crazyは泣きのバラード。 ブリティッシュな雰囲気が漂う、ハーレムとはまた違ったテイストで楽しめる。 バラードとしての完成度はものすごく高いのではないかこれは・・・素晴らしい!
#10 Yesterday's Rainはハーレムの1stを現代に蘇らせたかのような最高の曲。 ハリーの力強い歌唱を堪能でき、ハーレムファン感涙間違い無しだろう。
あくまでプロジェクトということだが、今後もコンスタントなリリースを強く切望する。 しかし、私のようなファンは陥りがちだが、過度に「ハーレム節」を求めすぎるのも良くないとは思っている。 またあの時のような「作り手と聴き手」の望むものの違いによって翻弄される彼を見たく無いからだ。
This City
- First Signal -
1st / 2010
from Canada
reviewed by SKR
88点
①This City
②When You Believe
③Part Of Me
④Crazy
⑤Goodbye to the Good Times
⑥First Signal
⑦Feels Like Love This Time
⑧Into the Night
⑨When November Falls
⑩Yesterday's Rain
⑪Naked Desire
特にこの日本のメロディアス派リスナーに絶大な人気を誇り、多くのファンに惜しまれつつ解散したメロディアスハードの雄、HAREM SCAREMのシンガー、ハリー・ヘスをヴォーカルに据えたプロジェクトの1stアルバム。 PINK CREAM 69のベーシスト兼プロデューサーとしても活躍するデニス・ワードを筆頭に、 ダレン・スミス(ex HAREM SCAREM)のコーラス参加。 HOUSE OF LORDS、Eclipse等のバンドが楽曲提供。 などなど、メロディアスハード好きにはたまらない布陣で、音楽の質も素晴らしいの一言に尽きる。
HAREM SCAREMの初期のような叙情的な要素に、後期の爽やかなパワーポップ要素が極上のレベルでミックスされているのだ。 個人的には復活後のWeight of the Worldの後にこんな作風の作品を持ってきていくれれば最高だった。
(過去の事を言っても仕方がないが・・・) だがしかし、HAREAM SCAREM解散で涙を流した筆者のような人間には、またハリー・ヘスの歌唱が堪能出来るだけで幸せだ。
#1 This Cityは爽やかさ溢れる1曲。 程よいドライブ感にハリーのヴォーカルがマッチした最高のスタートだ。
#2 When You Believeはピアノの綺麗な旋律から始まるバラードか?と思いきやキャッチーなパワーポップ。
#3 Part Of Meはまさに初期ハーレム節炸裂のメロディアスな1曲。 個人的にはこれを聴けただけでも満足!といった出来栄えの良さ。
#4 Crazyは泣きのバラード。 ブリティッシュな雰囲気が漂う、ハーレムとはまた違ったテイストで楽しめる。 バラードとしての完成度はものすごく高いのではないかこれは・・・素晴らしい!
#10 Yesterday's Rainはハーレムの1stを現代に蘇らせたかのような最高の曲。 ハリーの力強い歌唱を堪能でき、ハーレムファン感涙間違い無しだろう。
あくまでプロジェクトということだが、今後もコンスタントなリリースを強く切望する。 しかし、私のようなファンは陥りがちだが、過度に「ハーレム節」を求めすぎるのも良くないとは思っている。 またあの時のような「作り手と聴き手」の望むものの違いによって翻弄される彼を見たく無いからだ。
This City
Sucker For A Pretty Face
- Eric Martin Band -
1st / 1983
from United States of America
reviewed by SKR
76点
①Sucker For A Pretty Face
②Don't Stop
③Private Life
④Ten Feet Tall
⑤Letting It Out
⑥Young At Heart
⑦Just Another Pretty Boy
⑧One More Time
⑨Catch Me If You Can
⑩Love Me
後にMR.BIGのボーカリストとして華々しい地位を得たエリック・マーティンの若かりし日の作品。
「MILE HI」というサンフランシスコのバンドを母体に結成されたバンドだ。(正確にはデビューを機にEric Martin Bandに改名。よくある話だ・・・。)
現TESLAのトロイ・ルケッタがドラム、後にMR.BIGを手掛けるケヴィン・エルソンがプロデュースしている。
アルバム・タイトルでもある#1 Sucker For A Pretty Face。
軽快なドラミングからスタートし、仄かな哀愁が漂う曲だ。
驚いたのは、エリックのブラック・フィーリング溢れる歌唱スタイルの片鱗がこの時代からある程度垣間見られることだ。
#5 Letting It Outではエリックのピアノが聴けるバラード。
若さ溢れる躍動感(なんかスポーツの解説みたい・・・)が伝わってくる。
当時のアメリカの西海岸のイメージ満載の#9 Catch Me If You Can。
この時代の雰囲気が好きな私はHR/HM関係なく、この曲が大好きだ。
若かりし日のエリックは、当時からスター然としていたというから、バンドが長続きすることもなかっただろう。
このバンドはこれ1作で解散。(バンドに向上心がないからという理由らしい)
MR.BIGを結成するまでの間、エリックはソロシンガーの道を歩むこととなる。
しかし、このマイケル・シェンカー・グループのバンドロゴ意識しまくりのバンドロゴはどうにかならなかったのだろうか?(オマージュだとは思うけど・・・)
Sucker For A Pretty Face
- Eric Martin Band -
1st / 1983
from United States of America
reviewed by SKR
76点
①Sucker For A Pretty Face
②Don't Stop
③Private Life
④Ten Feet Tall
⑤Letting It Out
⑥Young At Heart
⑦Just Another Pretty Boy
⑧One More Time
⑨Catch Me If You Can
⑩Love Me
後にMR.BIGのボーカリストとして華々しい地位を得たエリック・マーティンの若かりし日の作品。
「MILE HI」というサンフランシスコのバンドを母体に結成されたバンドだ。(正確にはデビューを機にEric Martin Bandに改名。よくある話だ・・・。)
現TESLAのトロイ・ルケッタがドラム、後にMR.BIGを手掛けるケヴィン・エルソンがプロデュースしている。
アルバム・タイトルでもある#1 Sucker For A Pretty Face。
軽快なドラミングからスタートし、仄かな哀愁が漂う曲だ。
驚いたのは、エリックのブラック・フィーリング溢れる歌唱スタイルの片鱗がこの時代からある程度垣間見られることだ。
#5 Letting It Outではエリックのピアノが聴けるバラード。
若さ溢れる躍動感(なんかスポーツの解説みたい・・・)が伝わってくる。
当時のアメリカの西海岸のイメージ満載の#9 Catch Me If You Can。
この時代の雰囲気が好きな私はHR/HM関係なく、この曲が大好きだ。
若かりし日のエリックは、当時からスター然としていたというから、バンドが長続きすることもなかっただろう。
このバンドはこれ1作で解散。(バンドに向上心がないからという理由らしい)
MR.BIGを結成するまでの間、エリックはソロシンガーの道を歩むこととなる。
しかし、このマイケル・シェンカー・グループのバンドロゴ意識しまくりのバンドロゴはどうにかならなかったのだろうか?(オマージュだとは思うけど・・・)
Sucker For A Pretty Face