下妻物語
どいつもこいつも、とにかく自分を信じて疑っていない、友達なんて必要ない、ロリータ着れればそれで良い。チームの頭みたいな人になりたい、そのために私は走り続ける。信じる事に根拠があるとすれば、今それが正しいという自分自身だ。と、皆が口をそろえて言いそうな位に、自分の道をつっぱしり続けている。そんなまさしく青春を体言しているキャラクター達が繰り広げる青春劇。一歩間違えれば陳腐な話になってしまう所がカバーされているのは、主要キャラの中身が、しっかりと作られているからだろう。特に主人公のキャラクターがとてもよく練っている。友人など必要無いと、頑なに信じてはいるものの、多感な時期の高校生らしく、周りで巻き起こる様々な事件に影響を受け、少しずつ、本当に少しずつ変わっていくその姿を、深田恭子は本当に上手く演技をしている。僕はこの映画を見るまで、正直深田は大嫌いだったのだが、この映画を見て見直した。
この映画は正真正銘、正統派の青春映画だ。泥臭い田舎の青臭い青春話。けれでも変にスタイリッシュ。これがとても面白い。巷では2004年最高の邦画と言われているのも頷ける。まだ見て無い人にはぜひ見て欲しい映画だ。
