全く〝ワンパン構成〟などではなく、デバイスしらろくに付けていないのだが、思いの外アッサリとクリア出来た。
最強の一角と言われるナーダシオン。
動画を見る限り結構ギリギリだったりもするのだが、実際こんな適当装備で何も対策せずに勝てるとは思っていなかったので、終わった時も〝勝っちゃった…〟ってくらいの感覚だった。
〝ナーダシオンを倒す事〟だけが目的なら、おそらく時間と手間をかけて様々な装備やデバイスを足し算でドールに積み上げて行けばゴールに到達出来るだろう。
だけど、この虚無感は何だ…。
例えば、自身にレベルや装備での厳しい縛りをかけたりしていなかったとしても、自分で工夫したり練り上げた型で挑んで勝利出来れば、もっと達成感や純粋な喜びも大きいのではないだろうか。
そう思ったのがきっかけの一つ。
また、ダメトラで漠然とダメージが出る型を試したり、朧げな万能性を想像してビルドを組むよりも、仮想出来るエネミーが居る方が自身の中の正解が出し易い。
もとよりゼノクロ(特にインナー)では、全てに於いて最上級と言えるビルドなど無いと思われるから、対策を講じる必要性と其処での戦い方を模索したいと考えた。
なので、最低限〝インナー〟で、出来ればソロで挑みたい。
各所的にシンプルな対策でも、それを練って作り上げた型(若しくは技)でナーダシオンを倒すことが出来たなら、頭で理解しきれなくても構築や戦法の考え方は身についてくる様に思う。
また、スキルやアーツの使い勝手や有用性も、ある程度実戦で使ってこそその性質が分かると思う。
相手のムーヴパターンやリズムなど、何度か直接対戦してみて分かるところも多いかも知れない。
そして〝最強クラス〟とは言え、それを試すには比較的やり易いエネミーなのでは無いだろうか。
デカさとHPだけが取り柄の〝グラデウス〟相手になら、勝ち方は幾らでも思いつくのだから…。
ミラの地球人としては、グロウスの兵器にやられている訳には行かない。
何かこの企画自体が大風呂敷にも思えるが、気持ち的に前向きになっているところでとりあえずやってみよう。