秋の晴れた日。
稲穂が垂れ下がる横で、赤い彼岸花が咲いていました。

彼岸花は別名曼珠沙華と呼ばれます。
夏の終わり頃に、花茎だけが伸びて鮮やかな花を咲かせます。
実はもともと日本に自生していた花ではなく、稲作とともに日本に持ち込まれたと考えられています。
鮮やかな赤い色の花はとてもキレイですが、毒草の一種。
球根に毒成分があり、それが土に穴をあけるような動物を遠ざける効果があったことから、田畑の周りやお墓や土手などに植えられました。
また水溶性の毒物なので、球根を水に浸しておけば無毒化でき、食べることが出来ます。
戦時中は非常食として食べたそうです。
彼岸花の名前の由来は、秋のお彼岸の頃に咲く花だからです。
一般に日本では縁起の悪い花とされていますが、曼珠沙華という別名はサンスクリット語で「天界の花」という意味。どちらかといえば、縁起がいい感じのイメージですよね。
本来は純白で、見た者の悪行を祓うというお花だそうで、なぜ日本では真っ赤な花のことを曼珠沙華と呼ぶようになったのか謎です。
ただ真っ赤な花というイメージが強い彼岸花ですが、白や黄色の花もあります。

花言葉は色別にあります。
赤い花は、情熱、独立、再開、あきらめ、悲しい思い出。
白い花は、思うはあなた一人、また会う日を楽しみに。
赤い花にはネガティブな言葉もありますが、結構、いい花言葉ですよね。
関東近郊では埼玉県日高市や神奈川県伊勢原市が、曼珠沙華の名所だそうです。
稲穂と赤い曼珠沙華は、日本の美しい風景だと思うなぁ。