ラストスタンドとサボタージュ | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

CSでやってたので、思わず観てしまった、2作品。
どちらもシュワちゃん主演のアクション映画。

そして、どちらも麻薬がらみの犯罪をテーマにした作品だった。

ラストスタンドは、映画本格復帰作で、往年のシュワちゃん映画と同じだった。
推理もサスペンスもなく、ただただバカみたく銃を撃ちまくり、マッチョイズムを遺憾なく発揮する。
さすがにアップになると老人感が出ていたが、それでも懐かしい感じがした。

アメリカの田舎町を舞台にして、都会からやってきたホントは凄腕の刑事だった保安官が、メキシコの麻薬王の傭兵軍団と対決するって話なんだけど、物語の殆どは麻薬王の脱走とカーチェイス。
シュワちゃんのアクションはまさにラストだけだった。

こういう寡兵で多勢と対決するっていうシチュエーションは大好きなんだけど、ラストスタンドは勝つためのロジックが足りない感じ。

田舎町に実は凄腕の保安官がいて、町外れには頭のイカレタ兵器オタクのコレクターがいるだけでは、ロケット砲まで持ってる傭兵軍団に勝てっこないでしょ。
だから逆転するには、町の人の協力や地の利を生かした戦術でやっつけていかないと。

あと、あんなに優秀だった敵の傭兵たちが、ラストの対決で急にバカになったのが残念。
西部劇じゃないんだから、早朝、町のメインストリートで、横一列に並んでたら、やられちゃうって。

FBIや警察の特殊部隊たち出し抜いた連中だったのに、素人の集まりで、武器も第2次大戦時のセコハン銃で戦う保安官チームにあっさりヤラレチャッて。

ラストのトウモロコシ畑でのチェイスは要らなかった。
橋で待ってればいいんだよ。

敵の仲間を全員やっつけたんだから。

国境の渓谷に架かった橋の上での格闘戦も、バックドロップみたいなプロレス技だしちゃって、最近のシラットベースの動きが速いアクションに慣れちゃったら、鈍重な感じだけど、それはシュワちゃんだから許せる。

そんでもってマッチョな正義が勝つだしね。
お馬鹿映画として気軽に楽しめた。

サボタージュは、ちょっとだけ推理サスペンスの要素があって、ラストスタンドよりハードな内容になってた。

シュワちゃんの七三分けの事務仕事姿は中々面白かった。

シュワちゃん率いるDEA(麻薬取締局)の特殊班。麻薬組織に潜入して、壊滅させる部隊。
あるとき麻薬カルテルの金を奪うことに成功した彼ら。しかし、その金は何者かによって横取りされてしまう。
長い査問のあと、仲間が次々と殺されてしまう。
その死体は凄惨を極め、麻薬カルテルの報復だと思われたが・・・。

今までにないシュワちゃん映画でした。
ダークなシュワちゃんは随分久しぶりでしたね。
いつも正義の味方だったのに。

推理サスペンスの部分はそれなりに面白くて、次々と容疑者が浮かんでは消えていくのは良かったけど、犯人が分かってからの行動や動機が納得できなかった。

悪徳な連邦捜査官で、ヤク中だけど、白昼街中で狙撃するか?
さらに麻薬カルテルに命を狙われてるかも?って逃げてるのに、なんで窓際の席なんだよ。

もっというと、元ネイビーシールズで、家の周りをトラップだらけにしてる人間をどうやって暗殺したんだよ。

そういうご都合主義っぽいところで冷めちゃったね。

でも、シュワちゃんの映画にしては銃撃戦はリアルだったかも。
特殊部隊のCQB戦闘や曳航弾の軌跡とか、銃にカメラをつけた主観カットや自撮りカットとか、ガンアクションとしては良かった。

でもサスペンスパートが終わって、東映任侠よろしくシュワちゃん単独で敵の巣窟に討ち入るシークエンスは昔のシュワちゃんでしたね。
拳銃一丁ってのが急にリアリティラインをさげちゃったね。

結局、シュワちゃんが最初から正直に話していれば、誰も死なずに済んだと思うんだけど
だから、見終わったあとにモヤモヤしちゃう作品だった。