ムカシネマ | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

テレビ放送が始まる前の大正から昭和初期に撮影されたプライベートフィルムを上映する番組。
数年前にやっていた日めくりタイムトラベルみたいなものだ。
懐古趣味的な番組だけど、ついつい観てしまった。
紹介されているのは、若干、プロが撮影した物も含まれるが、おおむねプライベートフィルム。
大正時代だと動画はおろか写真だって、庶民には高嶺の花の時代。そんな時代に、プライベートフィルムなんて物を作れるんだから、相当な金持ち、貴族様とかがメイン。
だから、いまでは歴史上の人物となった人間や、大きな事件、事故、災害の映像とかが映されているのだ。これが実に興味深かった。

例えば、芥川龍之介。子供と一緒に木登りしたり、カードゲームを楽しんだしている映像。
写真などから思い描いていた人物像とはかなりかけ離れた感じにみえた。
結構楽しそうにしていたのに、その動画を撮影した2ヶ月後に自殺したという。

ぼくが一番衝撃的だったのは、敗戦直後の東京の動画。
空襲で全てが破壊尽くされた街で、忙しく働く人たちが、笑顔だったこと。

さすがに空襲に備えての訓練の映像は、シビアな感じが伝わってきたけれど、新潟の兵隊の出陣式の映像は、まじめにやってるが故に可笑しくなってしまった。

そんな暗い時代に、女性の裸をモチーフにしたアートフィルムを作ってた人がいたっていうんだから。

最初は、大自然の中で、ただ裸の女の人が映っているだけの映像から、シリーズを重ねていくにつけ、撮影技術も上がって、より芸術っぽい仕上がりになっていたのは笑った。
いつの時代も、オタクっているんだよな。

ぼくも子供の頃のビデオをDVDに焼いたんだけど、DVDって100年も持たないんだってね。
だから、もし100年後に似たような企画があって、誰かがぼくの動画を収めたDVDを見つけても、観ることができるかどうか・・・。

この番組面白かったから、ぜひ第2弾やって欲しいな。