いわゆるSFというジャンルの作品なんだけど、久々にどうしようもないクズ映画を掴んでしまった。
ある日突然、宇宙人が侵略してきた。
UFOが掃除機のように人間を吸いこんでいく。
とある高級マンションで、その光景を目にする主人公たち。
果たしてどうなるか!
UFO、怪獣、ミリタリーと、ボクの大好物がてんこ盛りだったのに、何か残念でした。
だって、終始、ストーリーはその高級マンションの中だけで進んでいくだけ。
約90分の本編のうち、最初の30分は主人公たちが高級マンションに集まってくるところ。次の30分は、街で何が起きてるかを確かめようとしているところ。最後の30分はマンションの中を上に下に逃げ回るところ。
この手の話で、一般人が主人公だから、戦うんじゃなくて逃げて逃げて、どう助かるか!みたいな、いわゆるディザスターもののような展開だと思ったのがいけなかった。
確かにすごいよ。CGとか、特撮は。
でもさ、地味すぎるでしょ!お話的に。
なんで宇宙怪獣はこのマンションだけに執着してるんだよと、ずっと疑問が。
地下駐車場には、何台も高級車が止まっているのに、このマンションの居住者は、主人公以外には3人しか出てこないし。
ホテルみたいなマンションなのに。
一応、ほとんど無人であるというエクスキューズはあったけど、じゃああの地下駐車場の車は何だよ。
この手の映画だと、街が無慈悲な宇宙人たちの攻撃で、どんどん破壊されていくというビジュアルがキモなんだけど、なぜかマンションの部屋から望遠鏡で見える視界部分だけ。
地味すぎる。
そのくせUFOに核ミサイルをぶっ放して、街が消滅しちゃったのに、夢邪気に助かったと喜んでる。
妊娠しているから煙草の煙すら嫌がったのに、放射能はいいんですか?
アメリカの映画を見るにつけ、核兵器の描写がいい加減だよね。ただ破壊力の大きな爆弾だと思っているよね。
核爆弾のはずなのに、フォールアウトの描写もない・・・。
宇宙怪獣の描写もね、いまだにこれかと。
なんか汚い感じのエイリアン時代を引きずってる。しかも、明らかにモチーフがイカだよ。
イカみたいに空中を移動するし、あの触手はまさにそうだよね。
巨大怪獣も何だろう、ダサイ。
日本ではエヴァを経験しちゃってるからさ。
クリーチャーのデザインの古くささは何とかしてほしいね。
結局、この宇宙生物たちは何がしたかったのだろうか?
そして、なんだあの救いようのない終わりは。
似たような映画で「クローバーフィールド」という作品があって、似たような展開なんだったんだけど、面白かった。それはやっぱシーンがテンポ良く変わっていくから。
マンションの部屋。屋上、地下駐車場、非常階段だけじゃ、観てても飽きるよ。