ついに今週、アニメ版『Another』が最終回となった。
ラストの合宿でのエピソードが原作小説とは違って、生徒同士の殺し合い展開になった。
あれは酷い描写だった。改悪と言ってもいい。何がひどいかというと、突然、普通の中学生たちが、格闘技の専門家も真っ青の体捌きをかましたり、躊躇なく人を殺したりした。細かく言うと、中学3年にもなれば、男の方が体力的に勝っていて、あんな簡単に女子が男子を突き飛ばせないはず。もうちょっと泥臭いアクションにするか、格闘技をやっているという描写があるべきだった。
さらに、「現象」における「死」の法則性の無さからくるホラーテイストが、あの展開だと、いわゆる因果応報で、かなり説教臭く感じた。
そんな原作とは違う展開を作った割に、物語の収束は原作小説と同じだった。
赤沢と恒一が一年前に出会ってたことの伏線が、単に赤沢が恒一を死者じゃないと分かる程度のものだった。もっと物語に絡んでくるのかと思ったんだけど、考えてみれば12話しかないんだから、恒一と鳴の二人の関係だけで手一杯で、赤沢の心情までは描けない。だからラストの展開が力任せな感じになった。
赤沢が鳴のことを「死者」だと頑なに信じる理由が特に描かれてないので、赤沢の行動に共感ができず、彼女が死んでも、他のモブと同じようにしか見えなかった。
結局、原作小説通りに、合宿所の管理人が殺人鬼になる展開だけで十分盛り上がったと思う。
原作と変えるなら、例えば、松永の残した回避方法が間違っていて、本当の回避方法が最後にわかるとか、もっと論理的な方法で死者がわかるとかだと良かった。
それにしても、久しぶりにアニメにハマったな。
こんなに翌週が楽しみな作品はなかった。
最後に、
「本当に、終わったんだよね?」