今回は6本のコントと、4本のミニコーナーで構成されている。
そのうちコントの感想を書く。
一本目・・・Disappointed
二本目・・・ぬるぬる
三本目・・・Emerald lizard & salamander
四本目・・・Ashamed
五本目・・・赤えんぴつ
六本目・・・Irritating man
Disappointed
直訳すると「失望した」という感じか。
雨の日、二人の男が話している。
二人は、友人の結婚式での余興を何にするか話していた。
設楽は、日村にあれこれ面白い芸をヤラすが・・・。
いわゆる「あるあるネタ」というやつですね。
前に酒の席か何かで盛り上がったネタを、改めて観てみるととてつもなくつまらなかった経験ってあると思う。まさに、それ。
彼らが絶妙なのは、明らかに日村の演るネタが、一歩間違うと大笑いになってしまう程度には、面白いということ。
特に日村のあの体型を生かした腹芸。明らかにネタのクライマックスであり、観ただけで面白い。
しかし、設楽と日村の会話で、二人の間で滑っていることが示される。
しかも腹芸を演じている日村が自ら「面白い?」って聞いちゃうのも、いかにもって感じ。
ぬるぬる
どこかの会社の休憩室。先輩日村が、後輩の設楽におつかいを頼んだのだが、設楽が買ってきたものは、頼んだものと全く違うもので、その責任のなすりつけ合いの果てに・・・。
これも「あるあるネタ」ですね。
聞き間違いというのは、誰でもある。さらに伝言すると仲介者がボケててとんでもない結果になることも。
滑舌が悪い人間が悪いのか、聞き間違えた仲介者が悪いのか、ヘンテコな注文を間に受けてしまった人間が悪いのか?
この実社会でも起こりうる状況を、設楽が屁理屈を駆使して、乗り越えるさまは面白い。そして、バイオレンスなドタバタへと展開する。
Emerald lizard & salamander
実在する爬虫類の名前だそうで、この名前の二人組のヒーロー。
全身緑色のへそ出しタイツに身を包んだヒーローが、相棒に日頃の女にもてない話を力説する。
ほとんど日村の一人語りで、息がハァハァしていて、ちょっと引いてしまうかも。
ヒーローが、自分はなぜ女にもてないのかを力説するさまは、なんか憐れみ深い。それでも、街の平和のために、今日も悪と戦うヒーロー。
Ashamed
直訳すると「恥じている」かな?
このコントは昨年末の爆笑問題の検察ちゃんネタ祭りで観たことがあった。その時、設楽がネタ解説をしていたので、「なるほど」って見ることに。劇場でいきなりこのコントを見たら、イリュージョンになってたと思うな。
部屋の中で新聞紙で等身大の女人形を作っている日村。誰かの視線に気づき、振り向くと設楽が覗いている。
「てめぇ何やってるんだよ」
設楽が和太鼓を叩きながら、現れる。
「アートだよ!」
怒鳴りながら、とっさの言い訳をする日村。
誰でもエッチな事を考えるときに生じる心の葛藤。これを短時間のコントで描いていた。
結局、Hな気持ちを正当化してしまう日村なのであった。
赤えんぴつ
前回、ダイヤモンドスナップでは無かったので、久々の復活。
下ネタ連発のオーちゃんに、切れるヒーとん。いつものお約束パターン。
歌は、本気ですね。
Irritating man
直訳すると「イライラさせる男」。
せっかくのキャンプなのに雨。二人の男が待ち合わせ場所で、「連れ」を待っているが来る気配がない。
もてない日村に、設楽が女の子を紹介するために企画されたキャンプなのだが・・・。
日村がまるでアスペルガーのように、まったく空気を読まない人間を演じる。
しかし、人間、本当に幸せな生き方って、そんな生き方かもしれない。
全編通して、二人のものすごくポジティブな考えが伝わってくるコントでした。
冒頭のコントとラストのコントが継ってたら、完成度高くなったのにね。
あんなに売れっ子になっても、書き下ろしで新作ネタをやってるのは偉いですね。
シティボーイズのようにいつまでも続いて欲しいなぁ。