宮部みゆきの最高傑作と誉れ高い原作を、ドラマ化。
主演は、上川隆也。
久々にドラマとして面白かったですね。
変に時代設定とかをいじらなかったのも、よかったです。
まだ携帯電話も、パソコンも普及する直前の90年代初頭を舞台に、休職中の刑事が、失踪した女を捜すという、オーソドックスなストーリーですが、その捜査の過程に、超人的な推理もなく、淡々と手がかりと証言で、女までたどり着くというプロットは秀逸でした。
一見地味になりがちなエピソードを、豪華俳優が彩る。
謎の女を、佐々木希が演じていたんだけど、台詞が一言もなかったのも、結果としてよかったですね。
原作は、90年代初頭のカード破産が社会問題となりつつあった時代が舞台だったのだけど、金にまつわる不幸は時代も国境も越えるテーマなんですね。
テーマの普遍性が、この作品の魅力なんだと思います。
ドラマとしては、ラスト近くの展開が、早すぎたり、途中、いかにも2時間ドラマ的お約束の展開で、事件の重要なヒントが見つかったりと、突っ込みどころもありましたが、概ね原作通りで、ファンとしては納得でした。
ただ、ラスト近く、重機まで使わないといけないのに、女ひとりでどうやってその場所へ遺体を運んだんだろう?
よそ者が目立つ田舎町で・・・。