あの番組が偽善であることは、周知の事実だと思う。
しかし、そんなこと自分には関係ない。
偽善であっても、困ってる人の声が一般の人に伝わればいいし、それが意識変革に繋がればいい。集まったお金が、生きた使われ方をするなら、集め方の阿漕さなんか関係ないことだから。
つまり、テレビ番組として面白ければいいと言う話。
ところが、その肝心なテレビ番組の部分がおかしな事になってるから、観なくなってしまい、いままで無視できたことが、無視できなくなっているのだ。
端的に言って、視聴者側はあきてしまったのだ。
始まった当初からの見せ物小屋の興業めいた身体障害者の方をネタにした番組構成といい、番組終了間際の芸能人マラソンのゴールといい、ZARDの負けないでといい、今年も同じ構成なんだと、観なくてもわかるのだ。
制作者サイドの怠慢としかいえない。
番組である以上、視聴者へ伝えたいテーマがあるはずなのに、それが無くなっている。
期日通りに、VTRをつくって、スケジュール通りに放送して・・・。
それだけで満足しているみたい。
24時間テレビをつくっている人が、24時間テレビのパクリをつくっているみたいな感じ。
それが、この番組がつまんなくなっている理由だし、昨日、この番組、何がしたいのか意味不明と書いた部分。
なぜ芸能人に24時間マラソンをしてもらうのか?
なぜ身体障害者の方々にチャレンジをしてもらうのか?
なぜ女優が貧困地域に行ってドキュメントをとってくるのか?
今の制作者たちは、これらの問いに自分の言葉で答えられないんじゃない?
番組開始当初から時代は流れ、社会の意識は、ノーマライゼーションから、ユニバーサルになっている。
健常者と障害者の問題、その境界は限りなく低く、見えにくくなっている。
社会的弱者の定義は、単純に健常者、障害者というだけでなくなっている。
ひきこもり、いじめ、ワーキングプアや老人の孤独等々。
それなのに、いまだに障害者を応援しましょうとか、貧困地域を助けましょうとか、前時代的と言っていい。
それにくわえて、今年は大震災と放射能汚染が起こった。
時代の空気と乖離した番組が面白いわけがない。
偽善が、偽善にすらなってないのは問題じゃないか?
単なるお金集め番組なら、高額納税者の芸能人たちが小銭じゃなくて、小切手の方がいいよね!