無責任の連鎖の先にあるのは暴力だ。 | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

妙に弛緩した、そして虚無的な空気が、世間を覆っている。
あの3月の大震災からそれにつづく原発の破壊。
非常に緊張を強いられた2月が過ぎ、いまその反動がどっと押し寄せてきている。
 
新しい希望は見いだせない。
 
あれだけのことがあっても、既存勢力は自らの鄕を反省するわけでもなく、またそれに対する”善良なる市民”は、どこにもいない。
 
無責任の連鎖が永遠に続き、それもどこかで消えてしまう。
 
原子力の問題だが、これは災害ではなく人災であり、犯罪だ。
しかし、いまのところ東京電力及びそれに付随した責任ある立場の人間が、司直の手に落ちたとは聞いていない。
まともな民主国家なら、今頃、東電の社長は捕まっているだろうし、アメリカなら撃たれて、あの世にいる。
しかし、右翼も左翼も、抗議でもはしても、東電を襲撃する人間はいない。
そして、なぜか東電の責任問題はどこかに霧散し、なぜか当事者ではない、政府にその矛先が移ったりした。
 
この国の無責任体質が顕著に出た例だ。
 
こんな非常事態になっても、あらゆる規制は生きたまま。むしろ、それは震災前より酷くなってきている。
柔軟な対応をしないといけないのに、硬直した官僚組織がそれを阻み、政局ばかりに関心がある政治家たちには、事態を収拾するだけの知恵がない。また知恵を持つものを使いこなせもしない。
 
復興を考えている人間は多くいると思う。
だが、2ヶ月もたっているのに、復興ビジョンを発表する人間すらいない。
 
「がんばろう」とか、「日本強い」とか、あまりに抽象的な言葉の先にある、具体的に何をがんばればいいのかが、分からない。
 
結果的に、妙に弛緩した、虚無的空気だ。
 
本来飲まないといけないてんかんの症状を抑える薬を飲み忘れて、大きな事故を起こした運転手がいたり、売れっ子の俳優、タレント理由も分からないまま自殺したり。
 
昔の誰か偉い人はいった。
「大きな災害の後、信じられない暴力がやってくる」
 
もしかしたら、いまの空気感は、その前兆なのではないか?