インセプション | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

いまさらだけど、映画『インセプション』を観た。

久々に、SFの傑作だと思った。

それは、この作品が、『映画』というシステムを描いた作品だからだ。
映画を作ること、映画を観ること、観たことによって観客や社会にどんな影響があるのか、そしてマイナスの影響を与えてしまった制作者の苦悩。映画の責任。そういう映画人の自意識を、SFアクションというノー天気な娯楽作品で仕上げていたのだ。

何にも考えずにアクション映画として、楽しむこともできるし、哲学的なテーマのSFとしても楽しめる。

ただ、長い。
どうしても複雑な設定故に、状況説明に時間がかかりすぎた。

後半のアクションシーンは文句ないんだけどね。

この映画を馬鹿馬鹿しいって一蹴していたジャーナリストがいたけど、そうじゃないだろう。

実際に、映画の世界のように、現実より夢の世界を現実と感じている人間は多いし、そういう人間たちが、エンターテイメントに触れて、事件を起こすことだってある。
映画を作る人間は、時に自分が予想したのと違う、自分の作品の広がりを覚悟しないといけないんだ。

そういう視点で、もう一度、この映画を観てもらいたいね。

そういう意味では、この映画の監督が作品に込めた何かが、ぼくの頭にインセプションされてしまったのかも。