崖の上のポニョ | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

全然、興味がなかったのだけど、TOKYO FMでやっている『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』を聞いて、なんだか妙にこの作品を観たくなってしまった。

宮崎アニメは随分久しぶり。
千と千尋以来。

そういえば、千尋の声をやっていた声優さんが、出てましたね。

公開当時、賛否が分かれた映画だった訳なんだけど、観てみて納得したわ。

なんだかよく分からん作品でした。

これが正直な感想です。

ラジオで聞いているうちに、ジブリのスタッフ達の熱に浮かされてしまったみたいです。
だから、もしかしてみるべき作品だったのでは?と、DVDが準新作になったのを機に借りてみたのです。

どうしてそう思ったのか?
一種の鈴木マジックだったのかも知れません。

まず、この作品を鈴木敏夫は、映画ではないと断言していました。
既存の映像表現ではないと。

ストーリーらしきモノも存在せず、何らかのキャラクターとアクションだけで進行する映画。
宮崎監督が、高畑勲からたたき込まれていた映画メソッドを、すべて無視して作った作品であると。

さらにアニメーションの原点に立ち返り、気持ち悪くなるくらい、動かしたい。
しかも、それを手書きで動かしたいと。

それは同時に次世代のジブリを支えるスタッフ育成でもあるといっていました。


できあがった作品は、21世紀とは思えない手触り感のある作品でした。
キャラクターのアクションに、何一つ必然が無く、派手な動きの連続。本当に動かしまくってました。

でも、最後の方は、さすがの宮崎さんも疲れたのか、それとも納期に間に合わせるためか、動きが止まってしまっていて、残念でした。

まるで紙芝居のように、ジブリとは思えない動かない絵には、びっくりしてしまったですね。


このめちゃくちゃ加減、大林監督の『その日のまえに』に通じていると思います。

監督のイマジネーションの暴走とでもいったらいいのか?
表現者としてのリミッターを解除していた。

そして、どちらも生と死をテーマにしていたのだと思います。

さらにセカイ系も入ってましたね。


きっとビジュアルのすばらしさだけで、味わう作品なんでしょうね。


理屈じゃないんです。

感じる映画なんです。

アニメーションの原点を再確認する映画なんです。

次世代ジブリのカタログでもあるんです。

そういえば、昔、カリオストロの城の時も、似たような裏コンセプトでしたね。

だから、この映画は、面白いでも、つまらないでもない、分からない作品なんです。