Fool for the City | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

その昔、「FSS」連載する前に、永野護は月刊ニュータイプ誌上で「FOOL for THE CITY」という作品を連載していた。

当時、自分は小学生で、余りよく覚えていないのだけど、この作品は好きだった。

ストーリーを簡単に紹介すると、ロックが禁止された世界で、音楽で世界を変えようとする連中の話。

そして作中、彼等の転機となる曲が「FOOL FOR THE CITY」という曲。
1975年のイギリスのバンド『FOGHAT』のヒット曲で、当時ですら古い曲で、レンタルショップにもなかったんだよね。

それに洋楽はおろか邦楽だって、ちゃんと聞いていなかった子供だったからね。

で、漫画を読むたびに、ずうーーと頭の中で、一度も聞いたことのない『FOOL FOR THE CITY』を思い描くんだけど、どうもシックリこない。

でもなんかすげーかっこいい曲なんだろうなぁって、想像してた。
単行本の巻末に解説がついてるんだけど、ドライブ感の強い、思い切りストレートなロックだと来たもんだ。

作中で、登場人物が「こんな曲なんだ。ジャカジャーン、ジャッジャ、ジャジャジャジャ。そんで"町へ行こうぜ!"って言ってるようなんだけど・・・」とこの曲を語るシーンがあって、ハードロックなのかと思ってた。

いまの時代はいいね。近所のレンタルにもないのに、ネットで簡単に探せて、手に入る。

20年越しに、ようやく聞けたその曲は、まさにドライブ感のある曲で、ギターでジャカジャーン、ジャッジャ、ジャジャジャジャだった。
やっぱ30年以上も前の曲だけに、古さを感じるよね。

でも、永野護が、この曲をモチーフに作品を作ったわけが、何となく分かる気がした。
FOOL FOR THE CITY!って、繰り返すシンプルな歌詞。
田舎モンが都会を夢見て出てくる。何かいいことがありそうだと、そういう純粋な想いが、都会で踏みにじられるけど、それでも都会を諦められない。
これはドラマになると思うね。

曲を聴いてみると、そんなに悪い曲じゃないのに、なぜこの曲をモチーフにした作品が、この漫画だけなんだか・・・。