M 死刑執行・・・残る謎 | Happy-Gate

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半径5mのライフログです。

幼女連続誘拐殺人事件の犯人とされ、最高裁で死刑判決を受けていたMの死刑が執行された。

しかし、謎は残されたままだ。

この事件には、何一つ物証がなかった。
あるのは、Mの自供とMが幼児好きであったと言うことだけ。

直接的な証拠が何一つ無く死刑が下ってしまった事件なのだ。

あれだけ押収されたビデオテープの中に、殺された女の子たちの映像がなかった。
正確には、幼児の遺体を弄ぶ何者かの映像はあったが、移っている人物がMとも被害者とも確認できていない。

車から血液反応が出たが、それも大した量ではなかったらしい。いまならDNA検査が行われるだろうが、当時はまだ日本の捜査機関が証拠として、DNA技術を導入していなかったのが残念だ。

この事件で一番特徴的なのは、「今田勇子」なる人物が書いた犯行声明だ。

筆跡鑑定、文章鑑定など、専門家の鑑定によれば、40歳以上の人間であると出ていて、M(当時26歳)とはかけ離れすぎている。

この犯行声明文の紙からは指紋も検出されておらず、切手を貼った時についたと思われる唾液からは、Mとは違う血液型が・・・。


えん罪を疑う根拠はまだある。
当初、警察は、遺体を裏の焼却炉で燃やしたと発表していた。ところが、その焼却炉からは人骨のたぐいが見つからなかった。
だから、野焼きをしたと供述が変わった。しかし、目撃者居なかった。

どこで、野焼きをしたのかは不明のままだ。


この事件では、有力な目撃証言があった。
一番目の被害者の家に、被害者の人骨が入った箱が置かれた。そのとき、この被害者宅から走り去る不審な車を、新聞配達員の大学生が観ていた。
彼の証言によれば、黒いプレリュード。Mが乗っていたのは日産ラングレーだった。


埼玉県警はある男をマークしていた。
その男は、プレリュードを持っていて、瑞穂町に住んでいた。

彼は、焼却炉も持っていたし、土地鑑もあった。

しかし、警視庁がたまたま捕まえた男が、犯行をうたったので、捜査は中止されたという。


こんなに自供しか存在しない事件で、果たして本当に死刑にしてよかったのか?

Mのあの文字、文章から想像する、犯人像からの乖離は一体何だ?
真犯人はほかにいるのではないか?

謎は残ったままだ。


第4の事件が、Mが最初にうたった事件だが、この事件だけ被害者は江東区の人間だ。
遺体発見現場こそ飯能の墓地だったが、どうも違和感を感じる。
あきる野に住んでいたMが、土地鑑もない江東区でそんな事件をするだろうか?

さらに切断された手首は、何処へ消えたのか?